17年目の乳房再建

17年目の乳房再建

手術当日(6月14日)木



手術着に着替え
白い 加圧ソックスをはき
8時20分 ベッドのまま手術室へ

コンタクトは?
入れ歯は?歯は大丈夫?
爪は大丈夫? などなど チェックを受けながら
6番の手術室へ
ベッドから手術台へ

麻酔科の先生が二人 挨拶に見えて
右手の甲に点滴を確保
横向きに寝て 硬膜外麻酔の準備 痛みは無かった
そこに 武石先生 登場!
「頑張りましょうね」という声を かすかに聞いて ガスを吸って寝た。

うっすら 明るく感じると 武石先生の顔が
「すべて予定通りにいきましたよ」との声を聞く
しかし その直後
全身が寒さのあまり痙攣をする
バタバタと慌しく みんなが動いている様子がわかる
体を温めている でも とにかく寒い
すーっと 気が遠のく
でも どこかで 運ばれていく感じがわかる

気がついたのは 午後8時過ぎ
酸素マスクをして
点滴をしている
処置室と呼ばれる ナースステーション脇の個室に移動していた
荷物もこの部屋に運ばれていた

痛くはないが
猛烈に吐き気がする
体が起こせないので 右へ顔を向け ひたすら吐く
吐くものないのに なんで?と ナースの方も首を捻る
バタバタと 沢山のお医者様が来た感じがする
麻酔の・・・・が きっとダメなんだ! と
硬膜外麻酔のチェンジ
吐き気止め
酸素吸入の指示が出されている

吐くたびに全身に力が入る
傷があることがわかっているので 怖い
左のお腹の方に ズーンとした痛みが走って怖い
でも 吐き気は改善されない

主人が 先生から手術の説明を受けたと 入ってきた。
首を振った私は またまた 吐き気地獄へ。
2日ほど この状態が続くことになるのだが
・首を振る
・何かを見る  
これが吐き気の引き金になることがわかった。
ナースコールを握り締め
ほぼ 一睡もしないまま 夜が明けた

その間 ほぼ2時間おきぐらいか
数人の先生が集まり 胸の血流を確認する
その 間も1時間おきに 
ナースがチーム(3~4人)で血流確認がおこなわれる。

後に形成の可愛らしい女医さんが 来て
「あの日の当直だったんです
良かった! お元気な様子で。
ほんとに 大変だった。よく頑張りましたね~」
とニコニコ顔で 様子を見に来てくださった。

沢山の人に支えられたことを再確認
ありがたい。

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