足摺編その2 足摺岬と黒潮と・・


ぐっすりと眠りこけた。
がさごそ歩き回る気配を感じて目が覚めた。

もう朝だと気がついた。

早速身支度を整え、朝ご飯を頂くために食堂へと向かう。
途中、顔色の悪い女性が途中の売店で酔い止めの薬を
求めて問い合わせていた。
酔い止めの薬はサービスらしく無料でもらえるようだ。
この売店には高知のお土産が色々置かれている。

朝食は和食で軽くすませて、デッキへと足を運ぶ。
さすが、黒潮がそばを流れる高知沖ディープブルーの海が
船の周りを囲んでいる。今年は黒潮がずっと足摺、室戸沖
近くから紀伊半島南の潮の岬にかけて異常接近。
黒潮の支流が来る田辺、白浜でもまだ8月の上旬なのに
魚影が非常に濃い状態。
比べ伊豆半島の方では氷水塊が抜けず、水温が7月でも
水温13度という状態で伊豆のダイバー人工は今年は激減
しているらしい。
丁度7月の海の日連休に友人がIOP(伊豆海洋公園のこと)
に行ってダイコンを見て水温13度だったと言っていたので、
半信半疑ながら本当のことらしい。

黒潮が近くを通ってるのとそうでないのとで10度近く
水温が違うなんて潮って偉大だね。

そんなことを思いながら水面を見つめているともうすぐ
入港らしく慌しくなってくる。
自分の部屋に戻って荷支度をしなきゃね。

今日はすぐに用意をしてボートが午前中に出ると聞いて
水着に着替えての用意。
フェリーを降りてすぐにダイビングサービスへと移動。
その時1個大きな忘れ物に気がついた。

ダイコンがない!

落ち着け~と自分に語りかけながら、自宅に電話。
宅配便で高知まで明日着で送ってもらえることになった。
世の中便利になったもんだ。

厄介になる事になったのが足摺ダイビングセンター。
足摺ではまだまだ漁獲高が多いのでダイビングへは余り
注力しておらず、ここともう1件位しかダイビングサービス
はないらしい。
少し向こうの柏島ではかなり漁協とダイビングサービスが
もめているらしく、大変なのと比べると足摺はあまりダイバ
ーに注目されてない場所なんだと感じる。漁協の力のでかさ
の違いだね。

ここの船長は長い間漁師とダイビングサービスを兼任して
いる方で非常にのりの明るい方だ。けれど随分物騒な経験
をたくさんしている人で・・今話すと長くなるのでこれは
また後日に譲ります。
(むちゃくちゃ怖い本当にあった話だよ。聞きたい?)

急いで用意して今日はご夫妻のダイコンを借りての
ダイビング。SUUNTOのダイコン。
結構減圧が厳しいコンピューターだと聞いたんだけど、
どうなんだろう。
いつも使ってるSプロのダイコンも結構厳しいので
管理が大変なんだけれど・・

この足摺のポイントは南の先端の岬から北へと
陸に沿ったポイント編成。
岬から先は知っての通り黒潮の直撃ルートで危険なので
ポイントにはなってないらしい。
船長いわく・・
「この黒潮乗ったら和歌山帰れっで。ここの沖で行方不明
なってよ。潮の岬の沖の方まで流された人おっからな~」
と言っていた。

おーこわ;--)

ほとんどが名前の由来が解らないポイント名。
釣りのポイント名と重なってるので、釣りに詳しい人は
ああ、あそこか!と思うかもしれない。
非常に耳障りの良くないポイント名でちっとも覚えられない。

そんな足摺の海へとボートは進んでいくのであった。
大丈夫かなあ。

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