飛騨高山張り子(岐阜)



 製品はちっちりと企画開発され、生産工程を経ている物で、デザインなどの完成度は高い一方で、手作りの素朴さと言う点においては、個人の制作するものとは歴然とした違いを感じとることができます。

 しかしながら、基本的技法と言う点で、最終的に人の手で描かれているということは数多ある量産品ともまた異なり見るべき物があり、学ぶべきところも多いと思いますので、紹介させていただきます。

 飛騨高山、紙屋文次郎の招き猫です。

 文次郎さんが作られているのではなく、これは屋号のような物ではないかと思われます、かつては文次郎さんが作られていていたのかも知れませんが
現状はひとりで作られているとは考えにくく、デザインも多岐にわたりますので、工房形式で数名あるいはそれ以上による作業と思われます。

 写真の猫は福助タイプの招き猫ですが、描き手の状態によるものか、あるいは描き手自体が違うのか、一体ごとの顔の違いが大きい物で、求める際には同形の物を見せてもらいその中からより好みにあった顔を選ぶのが良いでしょう。

飛騨高山張り子


 あえて郷土玩具という枠にとらわれず、広く商いにつなげた点で、京陶人形や、博多人形、などと同様に全国規模の商品として流通させることが可能になったものと思われます紙屋文次郎と言うのもおそらくは個人名と言うよりも、登録商標的要素が強いものと思います。

 季節感あるれる品揃えですので、飾り物としては適度にバランスの取れたものといえるでしょう。



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