六原張り子(岩手)



 六原張り子は、昭和生まれの新しい玩具で、歴史こそ他に及ばぬ物の、素朴さと、斬新さを兼ね備え、まさに今を息づく玩具と言えるでしょう。

 普通張り子と言えば、和紙を貼り合わせて型抜きし、胡粉と言う白い顔料を塗ってから色をつけるのが一般的ですが、六原の張り子はこの胡粉塗りがありません。

 つまり、厚手の張り子紙をそのまま型にあわせ、前後二枚だけで抜き、紙の色を生かしていますので、さらに素朴な作りとなっています。

 写真の猫は郷土玩具ではあまり見られない、両まねきですが、支えに子供を置き、いわゆる両招きは倒れると言う、古来のいわれをたくみに避けています。
 この型で前の子供の変わりに鞠を置いたものもあります。


六原張り子(岩手)


 丸い目のとぼけた顔も愛嬌があり、口の周りの、いわゆる花巻系の黒い色も味わいがあり、さすがに玩具どころ岩手で生まれたという感があります。

 同じ手法で作られる雛人形なども完成された感があり、六原の塗らずの張り子は、独自の世界を確立しています。

 福次のレア度☆


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: