常石張り子(広島)


 この土人形産地が都市部と離れていたため、輸送中の破損が多く、やむなく張り子へと姿を変えたのであります。

 張り子への変身とともに形も丸みのあるのに変わり、変化の少ないのを補うように色彩が多彩になりました。

 二代目が多くの型を制作し、現在の作者は三代目、宮本喜孝さんで、比較的大きな作品が多く、精力的に制作されています。

 写真作品は鯛の乗り招き猫で、二つの型をあわせて作られており、最近はこの猫のみの型や、新たな正面向きの招き猫も作られています。


常石張り子(広島)



 なんといっても常石の猫の特徴は、その顔にあります。

 いわなくってもお分かりいただけると思いますが、人顔、というか童子顔なのです。
 猫らしさには欠けますが、それにもまして余りあるほどの愛らしさを感じる事ができる物で、ファンの支持も根強い物があります。

 制作はひとりでされているので、量産は望めず、鯛乗りのこの型はあまり見かけることはありません。

 福次のレア度☆☆

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