ぽっかぽか通信

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眼瞼下垂って??


 誤解のある文章などがあったらごめんなさい。

眼瞼下垂とは?
まぶたが十分に上がらない或いは全く上がらない状態のことをいい、
まぶたが下がったままなので、視界が狭くなったり、
見えにくくなったりと視力障害がおこってきます。眼瞼下垂の原因には大きく分けて、
先天性( 生まれつきの症状) と後天性( 生まれた後で起こる症状) とがあります。

特 徴
目を開けるための筋肉( 眼瞼挙筋) を余計に収縮したり、眉を吊り上げ頭を後ろにひき、
あごを出して物を見ようとしたり、頭を回転したりして見る特徴があります。
但しまぶたに瞳孔が隠れているので、それを出すような代償行為をしている為、
実際は視力障害を見過ごされていることがあります。


先天性眼瞼下垂、単純先天眼瞼下垂
( 生まれた時から眼瞼挙筋の発達が悪い場合)
先天性の下垂で90% 以上を占めているのが、単純眼瞼下垂です。
通常は眼瞼下垂のみで、眼瞼の形態異常、眼球運動障害を伴いません。
程度の差はありますが、瞳孔にまでまぶたがかかる為、正しい視力の発達がそこなわれます。
そのため、弱視になったり、両眼視ができなくなって斜視を併発する恐れがあるのです。
原因は眼瞼挙筋の形成不全と考えられます。
片眼性が多く片眼性は両眼性の約3倍(全体数から言うと75%程度)とされています。

治 療
弱視や斜視の予防のため早い時期(3~5 歳くらい= 小学校入学前まで) に
上眼瞼をあげる手術をすることが望ましい。
重度の場合は早期に手術する場合もあるが、成長に伴い再手術になることもあります。

後天性眼瞼下垂には以下のものがあります。
老人性眼瞼下垂
生まれた後で起こる眼瞼下垂の中で一番多いのは、老人性眼瞼下垂です。
神経或いは筋麻痺などの特別な原因はなく、老化現象でおこります。
老化により挙筋腱膜( 筋肉の末端) の弛緩や断裂がおこり、
眼瞼挙筋の力が十分に伝わらないことが原因となります。

コンタクトレンズ眼瞼下垂
まぶたが擦れることによって、腱膜が瞼板より外れたり薄くなったりして、
神経も筋肉も正常なのに、まぶたが挙がらなくなるコンタクトレンズ眼瞼下垂があります。
また、結膜炎がコンタクトレンズによって起こり、二次的に眼瞼下垂になる場合があります。
コンタクトレンズを長期に装用していれば高齢になっていく為、上記で説明した老人性眼瞼下垂
と鑑別は容易ではありません。
診断の参考にする項目
 コンタクトレンズ装用眼に発症
 発症の時期に左右差
 程度: 進行性・中等度下垂
 コンタクトレンズを3 年以上装用
 年齢おおむね45 歳以下
 家族歴に眼瞼下垂がない
 特記すべき外傷・手術・疾患の既往がない
 眼位・眼球運動に異常がみられない
 瞳孔異常がない( 例;Horn er 症候群なら、縮瞳する)

専門的なものではもっとたくさんありますが、以上主なものをあげてみました。
まぶたを擦る行為として、 アトピー 逆さまつげ 花粉症 、まつげをあげる為の
ビューラーの使用 ( マスカラの長期使用も含む) なども眼瞼下垂の原因となるそうです。

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