盲目



繋いだ手はいつしか千切れて

空はいつでも灰色だった。


君はサヨナラも云わず何処かへ去って

モノクロの景色の中僕は必死で探し続けたんだ。

けれど

結局見つかりはしなかった。


途方に暮れていると

左足を引き摺った犬がやってきて

僕に云うんだ


お前の目は見えていないだろう、と。


酷く耳鳴りがするんだ。

キーンと云う音と共に


僕は光を失った。


途方に暮れていると

左足を引き摺るあの犬がやって来て

僕に云うんだ


お前の探してるものはこんな常呂にはない、と。


あの日僕は死んだんだ。

君を探しながら。

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