『月のフェイズ』(番外編


*月のフェイズ番外編~2人の想い~*


『刹那の想い』

俺は魅月が好きだった。
今までは死んだアイツが忘れられなかった。
だけど、魅月と居れば忘れられる気がしたんだ。

俺の過去を話したのも、魅月には知ってて欲しかったからだ。
魅月なら俺の過去を受けとめてくれるような気がしていたんだ。
だけど、現実はそんなに甘くは無かった。
魅月には酷だったのかもしれない。
魅月は受けとめられず、俺を避ける様になった。
もう逢えないのかと哀しくなり、イブの日、あの街を歩いていたら魅月の声が聞こえたんだ。
振り向くと信号が赤なのにも関わらず走ってくる魅月が見えた。

危ない

そう思った時にはもう遅かった。
魅月は車に轢かれて死んだ。
俺はまた大事な人を失って仕舞った。
俺は…俺は此れから如何すれば良い…?

『健吾の想い』

俺は魅月ちゃんが好きだった。
いつでも魅月ちゃんを見てた。
何処か淋しそうな魅月ちゃんを明るくしてあげたかった。

あの日、一人で泣いている魅月ちゃんを見た時俺まで泣きそうになった。
だけど俺が慰めてあげなくちゃって思った。
次の日から魅月ちゃんと付き合う様になったけど、魅月ちゃんに他に好きな奴が居るのは解ってた。
それでも好きだったし、付き合ってるうちに俺を本当に愛してくれるんだと思っていた。
だけど、それはいつまで経っても叶うことはなく、俺の願いだけで終わった。
イブに、交差点の向こうに居た男が魅月ちゃんの好きな男だったんだろう。
俺は、結局その男に負けた。
そして、大好きな魅月ちゃんまで失った。
弱い俺はこれから如何すべきなんだ…?


*あとがき*
初(?)悲恋モノです。中2の冬に書いたもんだね。
名前とアドバイスくれた健吾君!有難う!!助かりました><

で、これ、少女漫画の下弦の月と耳をすませばゴッチャ混ぜにしてスパイス加えたみたいなヘボヘボな駄文中の駄文なんだけど、結構楽しく書けた。

莉沙は月が大好きなので4章にわけたのを四相分類に例えてみた。
それぞれの章にそれぞれの月を入れてみたり…。
魅月に感情移入しちゃってとても好きなキャラになったなぁ。
健吾の一途な所も莉沙的には好きだけど^^
誰も悪く無いんだよね、この話。
まぁ、あえて言うなら作者の莉沙が悪い、と。
でも魅月と刹那は両思いの擦れ違いだからまだ良いのかね…?(訊くなって?)


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