BMW 自動車 t3109

BMW 自動車 t3109

May 1, 2007
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BMW


bmw

BMW M52エンジンなどは

BMW M50エンジンなどと比べ、軽量化が大きな狙いで

シリンダーブロック(クランクケース)は

軽量で高強度、そして冷えることが必要なのでアルミが採用されました

ただ

アルミだと耐摩耗性不足などが課題となるので

自動車メーカーは工夫をしています

アルミクランクケースのシリンダーとして代表的なものは

Niめっきシリンダー、Fe溶射シリンダー



そして

米のレイノルズメタル/Reynolds Metalか

独のコルベンシュミット/Kolbenschmidtが開発した

Siの含有量が高い、組成がAlSi17Cu4MgのA390合金かALUSILで鋳造された

オールアルミシリンダー等があるかと思います

bmw m52bmw m52tu

BMW M52の場合は

ライナーレスのアルミクランクケースになり

シリンダーライナーの代わりに

独で「ニカジル/Nikasil」法と呼ばれ、耐摩耗性が優れている

Ni/SiCの複合めっきが、シリンダーのメッキに用いられていて

アルミニウム合金の摺動性能を飛躍に向上させるニッケル素地に



耐磨耗性、耐焼付性、耐熱性を向上させてたと思います

ニカジルニカジル
ニカジル


ただ

ニカジルは、利点もありますが弱点もあり

世界ベスト10エンジンに選ばれたBMW M52ですが

硫黄分が多く含まれた燃料を使用すると



寒い時期にはエンジンが始動しなくなり

4~5万kmでこわれる場合があったようで

99年頃?に

Double-VANOS化されたBMW M52TU(Technically Updated)エンジンは

鋳鉄のシリンダーライナーに変更して対策済みですが

アップデート前のBMW M52は

仕向け地によって欠陥エンジンになってしまったようです

また

V8のBMW M60エンジンもニカジルメッキシリンダーなので

同じ問題が起きているようで

低硫黄分のガソリンであれば、まず問題無いと思いますが

日本国外を走っていた中古車を輸入する場合は

注意をした方が良いかもしれません

ちなみに

ニカジルを考えたのは

1920年に、独のシュツットガルトで創業したマーレ/MAHLEで

67年に

NSU Ro 80とベンツC111コンセプトカーに搭載された

ロータリーエンジン/Wankel engineのアペックスシールが

アルミのロータハウジングに擦れながら回るので

耐摩耗性を高めるために開発され

空冷式エンジンのハイパワー化させ

70年のポルシェ 917の成功に貢献しています

マーレ
917

日本では

スズキが70年頃からNi/SiC等の複合めっきをシリンダーを

採用していたと思います

BMWのコンポジットマグネシムクランクケースや

TWAS コーティングシリンダーについては

お時間があれば


t3109  BMW コンポジットマグネシムクランクケース
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200910310000/

t3109  BMW TWAS コーティングシリンダー LDS
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201405210000/


を閲覧して下さい



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