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2012.11.22
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カテゴリ: 読書/小説

否応なく、彼の遺髪を継ぐ立場になったユリアン・ミンツは、
魔術師の死に涙する暇を許されなかった。
一方、畏敬する宿敵を失った皇帝ラインハルトは、けだるい発熱に悩まされていた。
忠臣たちは、またぞろ皇妃の話題を口にしはじめ、帝国は束の間の憂愁につつまれている。
だが、惑星ハイネセンには新領土総督府高等参事官に昇ったヨブ・トリューニヒトが赴任した。
「祖国を枯死させたやどりぎめが」とロイエンタールの金銀妖瞳が冷たく光る!




またまた号泣の巻でした…号泣

ロイエンタール、なんと誇り高い男なのでしょう!

凡人のワタクシなどは、正直、なぜそこまで…という気持ちはあります。。
ミッターマイヤーの助けを借りてでも、ラインハルトに対して、
きちんと自分の身の潔白を証明して欲しかった…とやっぱり思ってしまいます。

「叛逆者になるのはいっこうにかまわない。
しかし叛逆者にしたてあげられるのはごめんこうむりたい」(byロイエンタール)

ラング、ルビンスキー、そして地球教の陰謀の結果であったとはいえ、
自らの矜持のため戦わざるを得ずと決意し、戦うからには全知全能を尽くして皇帝と戦う…。


これまでの巻でも、度々野心をちらつかせていたロイエンタールではありますが、
しかしこの巻を読んで、ロイエンタールにとってラインハルトという人物は、
自分の理想だったのであり、夢でもあったのだな、と改めて思ってしまいました。
だからこそ、ラインハルトと戦いたかったのだろう、と。

ロイエンタールがミッターマイヤーに言った最後の言葉、
「皇帝を頼む。これはおれの本心だ」
親友に託したこの言葉こそ、まさに真実だったのだな、と…。

金銀妖瞳(ヘテロクロミア)のせいで母親に殺されかけたというトラウマに基づく、
ロイエンタールのちょっと歪んだ自分への葛藤。
結局それは悲しい結果に終わってしまいましたが、
でもその歪みがロイエンタールという男の魅力でもあったわけで。。


しかし親友と戦わなくてはいけない立場になったミッターマイヤーも辛いですよね…。
「大ばか野郎」とののしりたくなる気持ちが痛いほどわかる。。(T_T)

旗艦トリスタンが被弾し、致命傷を負いながらも、
ハイネセンに帰り、総督としての責務を全うしたロイエンタール。

刻々と近づいてくる死を感じながら、
号泣

あぁもう銀英伝は本当に泣かせてくれますね…(> <)
次はいよいよ最終巻。
また号泣だな。。。





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最終更新日  2012.11.22 13:00:11
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