なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

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目標と目的を区別する



 一年間の教育目標を考えて計画を練る。

 学級の目標を考えるとき,学校の教育目標から外れてはいけない。すべての教育活動は,学校教育目標に向かう・・・

 が,学校教育目標は「目標」になっていない場合が多い。これが最初に直さなければならないところだが,私の立場ではそんなことは言えない(らしい)。

 学校教育目標は,「目標」ではなく「目的」になっている。

 改正が話題になっている「教育基本法」。その第一条(きわめて悪文)は,教育の目的だな。
 「教育は,人格の完成を目指す」
 「教育は,心身ともに健康な国民の育成を目指す」

 これが,法で定められている教育の目的だ。

 学校教育目標は「夢実現へ 汗して学ぶ感性豊かな生徒の育成」のようなものが多いと思う。これは,目標ではなく,目的になるんじゃないかと思う。
 あるいは,このような目標は,学校教育理念としてとらえるのがいいんじゃないかな。(現にそうしている学校が増えている)

 「目指す生徒像」・・・これも,目的になるかな。


 到達点を目的とする。到達するまでの道のりを目標とする。
 夢を目的とする。夢がかなった姿と現在の自分の差が目標となる。

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