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2012年01月24日
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カテゴリ: 北中南米’11
写真は“がんバレージャンプくん”へ



このあたりは両サイドがかなり狭いゲイラード水路(クレブラ・カット)だ。ゲイラード水路は分水嶺を掘削したという珍しい水路である。



運河建設当時はクレブラ・カット(水路)と呼ばれていた。その後、運河建設工事の責任者である土木技師デイビット・D・ゲイラード大佐にちなんで、ゲイラード・カット(水路)と名付けられた。

ガツン湖の南端ガンボアからペドロミゲル閘門の北端までの約13.7kmの脊梁山脈を掘削してできた緩やかな曲線水路である。両岸の掘削面には様々な色彩の地層・岩層が確認できる。硬い岩石や土よりも軟らかい頁岩の掘削が1907年から1913年まで通算7年に及ぶ一大難工事であった。

大発破、大型蒸気シャベル、蒸気機関車に牽引されて搬出される大量の掘削土量、大規模な地滑り事故など、このゲイラード水路掘削工事だけで一冊の書物になる。

 当時の貴重な資料・記録や写真なども多数残されており、現地の博物館で公開展示もされている。また、インターネット上でも様々な報告が掲載されている。書くネタには不足はないが、今回は紙数の関係で残念ながら省略する。



 掘削土の大半は周辺の密林に客土されたが、一部はパナマ湾まで鉄道で輸送されて、小さな4つの島を結ぶ防波堤の建設や200万m2以上もの埋立地の造成に供された。それが現在のバルボアである。1913年10月10日、ウイルソン米国大統領が米国首都ワシントンのオフィスからクレブラ水路とガツン湖を塞いで最後に残っていた岩層の発破ボタンを押す信号をパナマの現場に送信して、発破作業が行われ、ガツン湖の水がどっとクレブラ水路に流れ込んだ。



 1913年12月10日、フランスの浚渫船がクレブラ水路に入り、水路底部の残土浚渫作業が始まった。

 トパーズ号はシャグレ川がガンボアで運河に流れ込むこのゲイラード水路に入る。水路の中では最高峰ゴールド・ヒル、海抜約176mを左岸に見る。黒い岩肌がベンチカットされている。

 その反対側の右岸はコントラクターズ・ヒル、当初は海抜約123mであったが、安定性を得るため、1954年に頂部が約12m掘削され、海抜111mとなっている。



 2001年11月、ゲイラード水路の最狭部分について、3億ドルをかけて、約40mの拡幅工事が行われ、192mとなった。この結果、船舶はそれまでの一方通航が解消してすれ違い通航が可能になり、水路の通航能力が20%増大した。




 トパーズ号がこのゲイラード水路を通航したときも、ゴールド・ヒルの手前の左岸では、ボーリングマシンが台船に載せられて、水路底部掘削作業がおこなわれているのが見られた。

(http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/abeken-col0101.htmlより引用)





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最終更新日  2012年01月24日 09時10分45秒
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