BLUE HEARTS を聴きながら

BLUE HEARTS を聴きながら

21 Digger st



紹介してくれたのは、ナイトクラブで意気投合したタカヒロ。
関西人のタカヒロはとても親切だった。

「オレ、来週くらいにケアンズ離れるから部屋あくでぇ~」

とオレをこの家につれてきてくれた。

ユニットと呼ばれる、日本でいうマンションみたいなつくりの家だった。
セキュリティーもしっかりしてて、家に入るまで3つくらい鍵が必要だった。おまけにプール付。
2ベットルームで男部屋と女部屋に別れてた。

ルームシェアだけどオレはひと目で気に入った。
もともと寮暮らしをしてたオレだったからあまり気にならなかったし、年齢もタメのタカヒロだったら気も使わないで暮らせると思ったから、ここに決めた。
ルームシェアなだけあって安かったのも魅力だった。


他に迎えてくれたシェアメイトを紹介しよう。

イクコ。
スーパーナイスボディーの30歳の元美人なお姉さま。ワイン大好き。がさつなところが多いが、料理が得意という意外な一面をもってたりもした。
のちにオレの料理の師匠となる。
ナイトクラブでみせるレゲェのダンスには惚れた。マジでかっこよかった。
でも朝に見せるノーメイクの素顔には何度も驚かされた。おかげで目が覚めるのも早かった。

ユカ。
日本ではスキューバダイビングのインストラクターをしてたという、東南アジア系の顔をもつ30歳のお姉さま。料理はできなかったがオレと一緒にイクコ先生に弟子入りし、メキメキと実力をあげていった“やればできるこ”
オッパイよりふくらはぎの方が柔らかいという変わった身体特徴のあるユカとは一番仲がよかった。

アヤ。
よく働く関西人。オレのボケにもしっかりツッコミをいれてくれる27歳。
新しいワインを買ってきては全部オレに飲まれてた。ごめんなさい。

タカヒロ
ケアンズで3ヶ月働き、3000ドル以上も稼いだはずなのに貯金できなかったという愛すべきバカ。その出費はほとんどカジノ。働いてた店がカジノの真向かいだったのが不運。
毎日ギターを弾き、家を明るくしてたムードメーカー。



女3人、男2人。やけに女性人の平均年齢が高いのが気がかりだったが本当にみんな親切だった。年下のヤンチャボウズな二人はよく怒られてた。
みんなでワイワイ料理したり飲んだり、しょっちゅうナイトクラブに行ったりした。

そして、10日後イクコが、そして2週間後タカヒロが次の街へと旅立った。

この二人とはもっと一緒に暮らしたかった。


その後イクコの代わりにチハルが入ってきた。

チハル。
厳格な父をもつヤマトナデシコ。23歳。ケアンズを旅立った彼氏を半年待っていたという純粋な子。
オレとは生き方が全く違い何度もケンカした。
が、最後の別れの時には涙した。


ここに2ヵ月半、追い出されるまで住んでた。

いろいろあったな・・・。




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