シングルな子育て♪

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3度目の入院


夜は雪がちらついていたし風邪をひいたのかな・・・。
次の日はずっとベットに横になって寝ていたけれど、どんどん具合が悪くなっていった。

寒いし頭が痛いし吐き気もする。
そしてさらに熱っぽい。
久々の風邪だ。
妊娠中はできれば引きたくなかったけど引いてしまったものはしょうがない。
夕方夫に電話をして具合が悪くてとてもご飯の支度ができないと伝えた。
夜寝るころには吐きまくった。
トイレまで間に合わず、横で夫が寝ているにも関わらずベットの横のゴミ箱に吐いた。
夫はびっくりして起きて背中をさすりながら今すぐ病院に行こうと行ったが朝まで待って朝になったら病院に行くと私は言った。

具合が悪くてあまり眠れなかったが朝になって夫が病院に連れて行ってくれた。
病院に症状や吐いた事など告げると入院を勧められた。
また入院?!風邪ぐらいで? と思ったがお腹の赤ちゃんも育ってきているし栄養をちゃんと取れないとマズイとゆうことと、夫も心配だから入院してくれというので入院することになった。

やや熱もあり咳も出ていたので他の妊婦にうつるとマズイと思われたのだろう、今回は2人部屋に入れられた。
もう一人がすでにいたのだが、その人も妊娠初期で風邪を引いたらしい。
今回はツワリが原因ではなかったので絶食はなかったがまた点滴をさせられた。
入院したにも関わらず咳はどんどんひどくなっていって、持病の喘息まで出てしまった。
しかもかなり苦しい。
こんなに発作が出たのは10年ぶりくらいかもしれない。
うまく呼吸をすることが出来ない。
お腹の赤ちゃんに影響がないか不安になった。
看護士さんが2時間置きくらいに指にピンみたいなモノをはめて酸素が身体に取り入れてられるかをチェックしていた。
私の喘息は小児喘息でもう完治していたとばかり思っていたので発作止めの薬を持っていなかった。
担当医は呼吸器の専門医に診てもらって薬をもらった方がいいとゆうことで産院から総合病院に運ばれることになった。
コートをはおわされ車椅子に載せられて産院専用の車で近くの総合病院まで看護婦さんが連きそってくれた。
産院から予約の電話を入れてあるので待たされないと言われたが1時間以上待たされた。
気管がゼーゼーいって苦しい・・・。
看護婦さんが「お母さんが苦しいとお腹の赤ちゃんも苦しいのよ。」と言ったので悲しくなって涙が出た。

やっと順番に呼ばれて診察室に入った。
診察を受けて医師は
「風邪引いてる時に冷たい空気を吸い込むと喘息がでやすくなるんだよね。俺も喘息持ちだけど大丈夫だよ。すぐ治してあげる。お腹の子も心配ないよ。」
と言って笑ってくれたので少し安心できた。

産院に戻って呼吸器拡張剤の点滴をして発作止めの吸入器を使うとかなり呼吸が楽になってきた。
入院してよかったと思った。
家で一人で居たらとても対応出来ないし、お腹の子にも何かあったかもしれない。
入院して二日目のお昼から大部屋に移された。
と言っても誰もいない部屋の大部屋。
つまり6人部屋に私一人だけ。
ここまで隔離しなくても・・・と思ったけど気が楽でいいやと思った。
でも夜トイレに行って部屋に戻ると広い部屋に私一人だけなのに他のベットに誰か寝ているような気がして少し怖かった。

入院中に健診があり24週に入ったので性別のことを担当医に聞いてみた。
医師は「男の子だと思うよ。これからも確認して行きましょう。」と言ってくれた。
男の子・・・そう聞けてうれしかった。
きっと夫も喜んでくれるに違いない。
夫にメールをして『性別が分かったよ。』と入れると『何々どっちだった?!』とすぐに返信がきたけど退院するまで教えなかった。


今回は風邪で入院したので熱も引いて喘息も治まって良くなると退院したいと申し出たらあっさり許可が出たので5日で退院することにした。

夫には退院することを言わずに一人でタクシーに乗って家まで帰った。
するとやはり家の中はひどかった。
部屋の電気は付きっぱなしで服はソファーなどに脱ぎ散らかしたまんまで食べたあとのゴミなどが散乱していた。
・・・いくら忙しくても食べたゴミをゴミ箱へ入れることくらいは出来るだろう・・・・。
なんでも使ったら使いっぱなし・・・。
子供が産まれたら子供が二人になってしまうようだ。
先が思いやられる・・・。

脱ぎっぱなしのスーツを片付けようと思って拾いあげるとポケットからクラブの女の子の名詞が2枚出てきた。
・・・妻が妊娠中で具合が悪くて入院してる時にこの男は何をしているんだろう・・・。

私が退院したその日の夜夫は何も知らずにお見舞いに行ったらしく、看護士さんに不思議そうに「今日退院しましたよ。」と言われたそうな。


夫にお腹の子の性別は男の子だったよと告げると少しニヤッとしながら「俺は元気だったらどっちでも良かったんだけどな。」と言った。




転院

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