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ごぶさたしていました。
今年初、そして3カ月越えのブログです。
タイトルに反し、今日の関東地方は 雪
日本に帰国して3度目の冬にしてはじめての本格的な積雪です。
タイヤつるつるのじぃじの車では危険なので、こんな格好で↑歩いて登園しました。
いやはや、しばらくぶりのブログですが、その間に我が家の息子もずいぶん大きくなりました。
なんと、今年の春には 1年生 になります。
帰国1年目の2月ごろはこんな↓だったのがなー
こんなんなりました。↓
当時は保育園に恐れをなし、お友達はこのパンダちゃんとたまちゃんだけでいい、
などとうそぶいていた息子ですが、
今ではすっかり保育園で男の友情を培いつつあります。
女の子にはいまひとつ相手にされていない)
さて、息子がもうすぐ入学する小学校ですが、それはなんとこの私が数十年前に卒業した母校。
先日、入学説明会で訪れたら、われらが製作した第2回卒業生の卒業制作が階段の踊り場にかざってありました。
ひぇ~~~!確かに見覚えある!
そのモザイク画のいったい自分はどこの部分を担当したのかとんと憶えてはいませんが、
でもたしかにその青いタイルの数片を私は貼ったおぼえがあります。
そして入学に際しての説明を聞くために座った教室。
ああ、確かに覚えています。
窓の位置、ストーブの場所、黒板の感じ。
まぁそんなもんは日本全国どこの小学校も似たようなもんでしょうが、
その窓から見える景色。
新興分譲地がすでに新興とは言えなくなったこの家並み、
丘の向こうの見えない海を感じさせる空の広がり、
これらはまさしく私があのころ見ていた景色でした。
三つ編みしてスカートにハイソックスはいて座っていた私が、
うーんとうーんと長い時を越え、あっち行ったりこっち行ったり、
そう、海の上飛んで東南アジアのタイなんかまで行って、
それで帰ってきて、そして、そして、
またこの席に座って同じ景色を見ている不思議。
そして、そして、そして、
私にちょっと似た小学生がまたここに座ることになる奇跡。
地元に根ざした生活している方々にとってはごく当たり前のことなのかもしれませんが、
首都圏の新興住宅地に育った者としては、その当たり前のことがけっこう感動的だったりするのです。(←私だけ?)
そして、気づきました。
30年前にはただの寄せ集めであった新興住宅地だって、30年経てば立派なふるさとになっている、という事実。
道を歩けば確かに見覚えのある誰かを見かけ、
40を過ぎた私に「大きくなったわね」と声をかけるおばさんがいる。
清水の湧いていた崖は造成して分譲され、
マムシが出るといわれていた雑木林はマンションになってしまったけれど。
丘に登ればマリンタワーよりでっかいビルがたくさん見渡せるけれど。
晴れた日に時々見える富士山は、やっぱり同じ角度でそびえています。
もし、ずっとここで暮らしていたら、きっと飽き飽きしていたかもしれない。
いや、若いときはここにじっとしていることなんてできなかったけれど。
あっち行って、こっち行って、いろんな人に会って、いろんなことをしてきたから、
たぶん今、この見慣れていたはずの景色がまた新鮮に見えるのかも。
もうすぐまた春が来ますね。
今度はまた、いつか私が通った道を息子と手をつないで歩くのが楽しみです。
私と同じ道を通いながら、また彼は彼なりの歩みを進めていくだろう息子。
そうして、どこかで、いつまでも、こうして、続いていきますように、
そう願う春の手前です。
たまです。おれっちもすこぅし大きくなった!かな?