たろりんの“ウィスラーだより”

たろりんの“ウィスラーだより”

ウィスラー・マウンテニア鉄道の旅



*****ウィスラー・マウンテニア鉄道の旅*****


2006年9月23日、休暇第一日目を飾るウィスラーマウンテニア鉄道の旅の日記です。


=ウィスラー・マウンテニア鉄道って?=
ノース・バンクーバー駅⇔ウィスラー駅間を走る、観光鉄道です。普段は貨物列車用の線路の上を、夏の間だけ、一日一往復のみ、のんびり走っています。2005年5月、リニューアルして再登場しました。

詳しくは→  Whistler Mountaineer のページ(英語)を参照



9月23日 (土) 晴れ

ウィスラーは爽やかな秋晴れ。3週間もの長いバケーションの始まりです。今回、バンクーバーへの交通手段にこの鉄道を選んだのは、翌日から旅行の予定でしばらくカナダを離れるので、自動車だと留守中の駐車場所に困るからです。もちろんバスで直行、という手段もありましたが、夫も私も仕事上、お客様のためにこの鉄道の予約を入れたり、実際に利用した方からの良い評判を聞いたりしていたので、10月に今シーズンの運行が終わってしまう前に一度乗っておかなくちゃ!って。

ウィスラーマウンテニア号は一日一往復のみの運行です。朝、ノース・バンクーバーを出る便が昼前にウィスラーに到着して、その列車が折り返し、午後にウィスラーを出発して夕方ノース・バンクーバーに着きます。ウィスラーからの乗客は、ビレッジ内の主要ホテルに迎えに来てもらえるのですが、私たちはホテルの滞在客ではないので、最寄りのホテルで他の乗客たちと合流しました。ホテルに集合したのは確か午後1時半。そこからシャトルバスに乗って約10分、ウィスラー駅にはもう私達が乗る列車が待っています。
Whistler Mountaineer

小さな踏み台をのぼって、いざ乗車です。
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車内はこんな感じです。天井まで広く窓になっているので景色も広々と楽しめます。
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午後2時半。いよいよ発車時刻です。さぁ、出発進行!と勇み足の私たちをよそに、列車は超スロースピードで進みます。最初のうちだけかな?と思ったら大間違い。結局最後までそのスピードでした。セッカチな日本人にとっては、ちょっとイライラするくらい遅いです(笑)。でも走っていくうちに、その遅さにも慣れた、というかそれだけスロースピードで走る理由が分かるような気がして来ました。

発車まもなく、こんな景色が見えてきます。アルタ・レイク、だと思います。ウィスラー周辺は小さな沼や湖がたくさん散らばっているので、よく分かりません…。
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最初の見どころ、ブランディワイン滝です。え?どこが滝だ、って?実はこれ、滝の上から見たところなんです。写真だと分かりにくいかなー。もちろんハイキングして行けば滝を下から眺める事もできます。
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湖越しに見えるのは、ブラック・タスク山。ウィスラー山側から見るとヒトデ型に見える頂上の岩も、横から見ると何てことは無いただのゴツゴツした岩。
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チェカマス・リバー。夏はラフティングのコースとして人気の川ですが、9月も終わりに近付いて来ると雪解け水が減るせいか川の水量も減ってきて、もうラフティングには向かないようです。
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こんな険しい峡谷の上にも、線路は走っています。いつも車で走るハイウェイからは見た事のない景色がたくさん。
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渓谷の向こうに見えているのはタンタラス連山。
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列車の中ほどに、展望車があります。窓ガラスが無いので直接、景色と空気を楽しむことが出来ます。
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展望車から、列車の先頭方向を撮った写真。風が気持ちいい!
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ここで、お茶の時間です。午前中のノース・バンクーバー→ウィスラー間では簡単な朝食、午後のウィスラー→バンクーバー間ではアフタヌーン・ティーのサービスがあるのがこの観光列車の魅力のひとつなんです。最初にサンドウィッチ、次にスコーン、最後に各種プティ・フールが出ました。思っていたより豪華!
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食べているうちに列車は中間点の町スクワミッシュに入っていました。スクワミッシュのランドマークになっているこの岩、一般に「チーフ」って呼ばれているけれど本当は何ていう名前なんだろう?ロック・クライミングのメッカとして有名で、この日も上の方で岩に張り付いている人、発見!
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そして私が一番楽しみにしていたスポット、ブリタニア・ビーチ。ここはいつも車で通るハイウェイと平行して線路が走っているところですが、線路はハイウェイよりも海側を走っているので車よりもより海面に近いんです。波も無く静かなので湖のように見えますが、ここは深い入り江の一番奥にあたるところ。入り組んだ地形がなんとも美しい風景をつくり出しているところなんですよね~。
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この先は入り江に沿った線路を、時おり木々の間やトンネルを通り抜けながら、ひたすら南へ向かいます。車内では終始、楽しく分かりやすいガイドが。
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窓からライオンズ・ゲート・ブリッジが見えてきました。この日は天気が良かったのでライオンズ・ゲート・ブリッジのはるか向こうにうっすらアメリカ・ワシントン州のマウント・ベイカーも見えていました。
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まもなく、列車は終点のノース・バンクーバー駅に到着しました。到着時刻は午後5時半。まるまる3時間かかりました。車で走れば1時間半の距離を…。でも、いつもは車で通り過ぎるついでに「キレイだねー」なんて"チラ見"するだけだった景色を、こうしてひとつひとつ、じっくりと眺めて楽しむ事ができるなんて、ある意味とても贅沢な時間の使い方ですよね。あの超スローなスピードにも、大いに納得するばかりか、拍手を送りたい気持ちにさえなりました。

それにしても…、ウィスラー駅も小っちゃいけど、ノース・バンクーバー駅も相当…。小さい、というか、広ーい貨物コンテナ置き場の一角に、ポツンとテントを立てただけの、お世辞にも駅とは呼びがたい施設でした(笑)。駅からは再び、シャトルバスでの送迎サービスがあります。この日はダウンタウンのホテルに一泊する予定だったので、私たちもホテルまで送ってもらいました。何か所ものホテルを、ダウンタウンの渋滞の中、バスは回って行きます。結局私たちがホテルにたどり着いたのは夜7時近く…。こんなに時間をかけてバンクーバーまで来たのは初めてです(笑)。でも乗ってみて良かった。これなら、お客様に自信を持ってオススメできます。…って、もう今シーズンの営業終わっちゃったんですけどね(笑)。


*****おしまい*****






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