わたしのブログ

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続きです。


 私のベットが決まったので早速ないか事務所に行って見た。驚いたことは今度は看護婦がいた。今まで看護婦がいない病院だったはずなのにと思っていたら兵長が来て「ヤァ、来たか。まぁここにすわれょ。7月から看護婦が着たのでいいだろう。・・・・・・どこを回ってきたのか知らないが、無事でよかった。」今度は石炭盗りはしないな。ハッハッハァ、初年兵に上手く教えてやれょ。あのときを思い出すと面白かったなぁ。」色々話して帰るとき「明日、よいものを持っていくからな、待っていろょ。」ともうすっかり友達だ。私にまた運が向いてきたらしい。
 病院では衛生兵には下士官でも手が出せない。将校とて同じことだろう。何事もめぐり合わせである。衛生兵のにらみが効いて5病棟では非常に楽であったが、兵長の顔もあるのでデタラメも出来ないいい気にならずに気おつけていよう。油断禁物である。
 部屋の周りには上等兵がいる。そのうちの一人が私のところへ来て部屋長からといってタバコを10本差し出した。そして「今後ともよろしく。」とのことである。それから上等兵たちと戸私と記念写真を撮った。軍属の人たちもいた。
 麻の点呼の後、大掃除が始まった。床を雑巾で拭きながら私のベッドの下来た初年兵が私の顔を見て小さな声で「ャィ、片山の星泥棒」というじゃないか。その奴の顔を見ると「ヘヘヘッ、東京から一緒に来た大田だょ。」と言いながら言ってしまった。そういえば見たようなことのあるかおだなぁと思っていた。掃除が終わるとやってきた。良く聞いてみたら、東京17部隊から私と同じ部隊に入隊して私を知っているそうだ。19年の河南作戦参加漏れでいまだに星ひとつの初年兵だ。だから私に「星泥棒」といったらしい。「馬鹿を言うな作戦で命がけでもらった星だぞ。」と色々話したら「やっぱりそうか。」「俺も近いうちに延吉という所に転属になるらしい。」とショボンとなっていた。

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