その日、とても珍しいことが起こった。







今日は部活も早く終わり、みんな帰る準備をしている頃、不二は手塚に呼び
出され 校舎内にいた。






「どうしたのさ?君が呼び出すなんて・・」




クスクスと笑う不二を、手塚はタダじっと見ていた。




何か少し緊張した顔で手塚はジャージのポケットから何かを出した






と言われて、手塚の手から差し出されたものはひとつの封筒?だった



それを不二に渡すと、少し顔が赤くなった手塚は去った




「なんだったんだ・・?これ・・」


不二が封筒を開けてみると、手紙が一枚入っていた









不二、突然すまなかった。

早速なんだが、実は親戚に遊園地に連れてけと言われて

遊園地の券をもらったまではよかったのだが

親戚が行けなくなってしまってな。誰かにあげようかと

思ったんだが、『俺が行けなかった分、手塚が楽しんできれくれ』

と、言われたんで一人で行くのもなんだと思って誘ってみた

不二が嫌だったらいいのだが、明日の午前10時に青春台駅前で

待っている。・・・・・・・・・それじゃ。手塚









不二はいつもを閉じていた目をパチクリと開けた



そして封筒の中を見ていると、遊園地のチケットが入っていた



「・・・・手塚・・これって・・・デート?」





そこには、もういない手塚に不二は呼びかけた



別に誘うなら越前だって英二だって大石だっているし・・その中でも僕ってことは





「クスッ手塚っておもしろいなぁ・・クスクス」




「明日の10時・・か」と一言不二がつぶやくと同時に夕暮れが
近づいてきていた





外に出ると、英二と大石、そしてさっき帰ったはずの手塚、桃、越前がいた





これは僕の推測だけど・・手塚・・引き止められたな・・





「おぉ~い!不二ぃ~!!か~えろ~~!!!」


と、英二が僕を呼んだ。



僕はそこまで走った。僕が手塚の顔を見ると、少し赤らんでいた




手塚があまりにも顔に素性を出すものだから、ニッコリ笑いたくなったけど
手塚が可愛そうだからいつもと同じ笑顔でそこはかわした







帰り道、みんなが楽しそうに話している中、僕はスッと手塚の隣に行って




『明日は行くからね』




と、手塚の耳元で呟くと、手塚はハッと思い出したかのように
少し赤くなった











さて・・明日はどうなるんだろうな。楽しみ☆クスクス





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