猫まんなのもこもこ手紡ぎワールド

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いちごのシロップ(日本・北米)

フレッシュベリーのシロップ

夏の訪れとともに、カナダではイチゴ類がどっと出回ります。赤いイチゴだけでなく、ラズベリーやブルーべりーなど、たくさんの種類のフレッシュベリーがファーマーズマーケットに彩りを添えます。旬の時期が少しずつずれているのもうれしい。野生のブラックベリー等もあちこちにあって、みんな口をもぐもぐさせて歩いています。
早速マーケットを覗いて見ましょう。 まず、マーケットの選び方ですが、なるべく農薬を使っていないところを選びます。ラズベリーのたぐいは洗うと味が落ちるので、そのまま食べます。農薬なんてついていたらたまりません。(道端でブラックベリーを摘むときも、排気ガスのかからないようなところで摘むべきです。)でも、農薬を使っているか、と聞いても正直に答えてくれないかも知れませんから、行く前に電話をして、お宅のラズベリーは何日くらい持ちますか?と聞きます。その日のうちに食べてくれ、といわれたらおそらくスプレーしていません。夏の暑い日など、朝に摘んだラズベリーは夕方にはいたみ始めるものなのです。

Berry Syrup and fruitsさて、たくさん買ったらジャム、とよく言いますが、ジャムは意外とむずかしいもの。簡単にできて子供たちの大好きなシロップをご紹介しましょう。火を使わないので、自然の香りが生きた、美しいルビー色のシロップです。



苺のシロップ

苺 -洗ってヘタを取ったもの- 1kg (ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーも可)
砂糖 1kg
クエン酸(citric acid) 大さじ3強 (スーパーや自然食品店にある。純度は低いが薬局より安価)
1. 大き目のボールに苺を入れてクエン酸大さじ2をふりかけ、かぶるくらいの水を入れる。軽くかき混ぜる。残りのクエン酸を水面から出ている部分に振りかけ、ふたをして、一晩か24時間置く。苺から色が出て、白っぽくふやけたようになる。(ブルーベリーの場合は、水に色が出ていればよい)
2. 別のボールに布巾を敷いて、これを漉し、布巾の四すみをあわせてひもでくくり、ボールの上に吊るしておく。漉し器(コランダー)があれば、その上に布巾を載せると簡単。このとき、無理に絞るとシロップが濁るので自然にたらすだけにする。
3. 砂糖を入れ、かき混ぜる。一度には溶けないので、2-3時間おきにかき混ぜる。
4. 砂糖が溶けたら、きれいに洗ったビンに入れ、保存する。火を通していないので、発酵するため、キャップは堅く閉めない。密封するとビンが破裂することがあり、危険。コルク栓をゆるく閉めるか、プラスチックのコーラなどの容器に入れて、ゆるく栓をするとよい。

クレープやフルーツオムレツにかけたり、カルピスの要領で薄めて飲んだり、カクテルを作ったり、といろいろに使えます。クリスマスの頃までもちます。(布巾に残ったかすは、砂糖をいれて少し煮詰めればソースにもジャムにもなります。ラズベリーのは種だらけになりますので、漉してゼリーにします。種を漉し器にごりごりとこすりつけると、渋くなるのでほどほどに)


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