猫まんなのもこもこ手紡ぎワールド

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レモンバーム

Lemon Balm レモンバーム
学名 melissa officinalis
葉の形がちょっと丸い以外は、ミントに良く似たハーブです。葉を指でちょっとつまむと、爽やかなレモンの香りが。
半日陰でもよく育ちますから、庭に植えてみてください。ミント同様はびこる傾向があるので、仕切りの中に植えるとよいでしょう。冬には枯れますが、多年草。春にまた芽を出します。

レモンバームは2000年ほど前にローマからヨーロッパ各地に広がり、中世にはさかんに栽培されました。学名のmelissa はギリシャ語で蜂。ミツバチを集めることで知られ、藁の巣箱にレモンバームを織り込んだり、巣箱の移動で疲れた蜂を落ち着かせるために葉の汁を巣箱に擦り付けたりと、さまざまに使われました。中世のヨーロッパではろうそく用の蜜蝋のために養蜂が盛んだったのです。

レモンバームは気分を和らげ、落ち着かせる作用があります。ハーブティーは他のものとブレンドすると飲みやすいでしょう。カモミールとミントとあわせると寝る前のリラックスティーに最適です。また、生の葉をフルーツサラダにちょっと加えると香りが引き立ちます。

生の葉を一つかみ手のひらに載せて、パン、とたたいてからお茶パックに入れてお風呂に浮かべたり、エッセンシャルオイルをベースオイル(アーモンドオイルなど、自然食品店で売っています)に数滴混ぜて、マッサージオイルとして使ったりしてバスタイムを楽しんで。このオイルは虫除けにもなりますよ。

抗菌、抗ウィルスの作用もあるので、風邪にもいいでしょう。カナダではあまり見かけませんが、ヨーロッパではレモンバームのティーバッグはとてもポピュラー。ヨーロッパ系デリで探してみましょう。他の言語ではmelissa, melissen などと表記されています。オーストリアに居たとき、生理痛に苦しんでいた友人が、大家さんからこのお茶を薦められた、と言っていました。予定日の10日前から毎日飲んでいると、かなり楽になるとのことでした。パニック障害や動悸にもいいそうです。



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