猫まんなのもこもこ手紡ぎワールド

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月桂樹 ブーケガルニ

Bay 月桂樹 
学名 Laurus nobilis

 料理の本などではロリエとかベイ・リーフなどという名で頻繁に登場している月桂樹。もともとは南欧の産でギリシャ・ローマ神話などにも良く出てきます。雌雄異株で、栽培されているものはほとんどが雄株のため、花や実を見ることは稀ですが、黄色いふわふわとした花を咲かせ、オリーブのような黒い実をつけます。
ローマ時代には優秀な詩人やスポーツマンに月桂冠を与える習慣がありました。学名のlaurus は讃えるという意味で、noblis は名誉ある、という意味。その上、月桂樹には食欲増進や消化をたすける作用もあり、リウマチなどの痛みにも効くので、しだいに魔よけにも使われるようになりました。蛇よけや、病気や魔術に対する御守、落雷の御守にも使われたそうです。
古代ギリシャのアポロンの神殿にいた巫女たちは、神託を告げる前に大量の月桂樹の葉を使用したと伝えられていますが、これは魔よけや清めの目的以外に、多量に摂取することによっておこる幻覚作用を利用するためであったとのことです。
煮込みなどに葉を一枚入れるのもいいですが、ブーケ・ガルニにするとより複雑な風味が楽しめます。また、エッセンシャルオイルはアーモンド油などに数滴混ぜてマッサージオイルにすると痛みを和らげる作用があるそうです。

ブーケ・ガルニ

洋風煮込みなら何にでも。カレーやミートソースをはじめ、ピクルスなどにも使えます。使うハーブは好みで替えてもけっこうです。

長ネギ(リーク)やセロリなど、長くてくぼみのある野菜 1本
パセリ、タイムなどの小枝 2~3本
月桂樹の葉 1~2枚
コショウの粒 5~6粒

コショウはガーゼやお茶パックに包んで紐で縛る。リークのくぼみに残りの材料をつめて、上下をおりまげて包み、ひもでしっかり縛る。

スープやシチューやソースなど、煮込むときに最初から入れておき、出来上がったら箸などで取り除いて捨てる。


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