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オレガノ

Oregano オレガノ
　学名 Origanum vulgare

ギャバンオレガノホール袋 5g　￥126

ハーブの種　「オレガノ」　￥252 ピザのハーブとしてよく知られているオレガノですが、イタリア料理にはたくさん使われています。種類も豊富な上マージョラムと混同されることも多く、オレガノという名前がついていても実際にはいろいろ。苗を買うときは、花壇のためのものか、料理に使いたいのかによって品種を選ぶこともできます。

原産は地中海地方。豊かに太陽をあびて育ったオレガノは、現在でもやはりギリシャ産が一級品。また、トマトやメキシコ料理のチリにも合うので、メキシコ産のものも出回っています。

夏の花壇の縁取りに最適。淡いピンクの花が咲くと、ミツバチがたくさんやってきて、あたり一面えもいわれぬ香りがたちます。でも料理に使うなら、オレガノだけはフレッシュなものよりも、よく乾燥したものがお薦めです。花のさかりに収穫し、風通しのよいところに下げておきましょう。乾燥すると格段と香りがよくなります。

料理につかうだけではなく、近年注目をあびているのがオレガノの油です。古来、オレガノは免疫を強め、消化を助けると考えられてきましたが、どの成分が何に有効なのかが最近まで分からなかったため、古い文献などには迷信と書かれていることも。しかし、ここ数年オレガノの精油が注目され始め、アメリカでもオレガノの精油がブドウ球菌に対して通常の抗生物質と同等の効力をもつのみでなく、抗生物質に対して抵抗力をつけ、薬の効かなくなってしまった新種のブドウ球菌にも有効だという研究結果が発表されました（2006年秋）。そして、それまで有効成分と考えられていた成分以外にも強力な殺菌成分が含まれているらしいということも判明し、まだまだ新しい発見がありそうです。

一般的に、精油は水虫など、菌による皮膚疾患や、風邪、消化不良、寄生虫などに効くとされています。通常はほんの数滴を患部にぬるか、内服するようになっていますが、純度などによって使用方法が違うので、購入時にお店で使用方法をよく聞いてください。