保健所へ行く。



てらてら坊主




~保健所に行く~

ことばが周りの子に比べて遅いな。
と気になっていましたが、まだ2歳3ヶ月だからこれからかな?
とのんきな私でした。
丁度、同じマンションのママ友が
子どもの言葉の遅れを心配して、
「保健所の○○クラブに行ってるのよ。」
という話を聞いて、
(そこでは、少人数で保健婦さんと一緒に、遊ぶという事でした)
気軽な気持ちで、連絡して行ってみようと思いました。

そこで、保健所の心理の先生のもとを、訪れる事になったのです。

私があまりに憔悴しきっていたのを当然といわんばかりに・・・
「こういう子を持つ、親は皆さん疲れきっておられます。」
「こういう子は、とても育てにくい子なんですよ・・・」
(・・・・?)
何もかもわかっている。
という先生の表情でした。

発達検査では、先生の言うことを聞かず、
先生が出す積み木を、一気に積んだり
形の弁別では、すべてクリアし
ほとんどの検査は、パーフェクトでした。
そして・・・絵カードの名前を言ったり、
聞かれたことに答える事は、
全く!といっていいほど、できませんでした。

先生は・・・
1ー視覚優位(普通の子は、目からの情報も耳からの情報も
バランスよく育つのですが、耳からの情報を取り入れるのがニガテなのです。
ちゃんと耳は聞こえてます。といわれました。)
2-視覚に関しては、2歳3ヶ月にして4歳くらいの力がある。
といわれました。
3-発達のアンバランス
4-特殊な発達の仕方をしている。
5-集団生活は難しい。
6-将来認知面での障害が出てくる。
7-社会性の遅れ。
8-人との関わりが、産まれながらに弱い。
(重複していますが、このような内容でした。)

こういわれて、ショックというよりも
この子の大変さを分かってくれる人に、出会えた喜びが
大きかったのです。
涙がでるほどに・・・・。

ただ、社会性の遅れ。に関しては、集団に入れたことがなかったので
今ひとつ、何を指してそういうのか・・・
その頃は、正直よく分かりませんでした。

先生は、『児童相談所に紹介状を書きます。
そこには、同じようなお子さんがおられます。』
といわれました。

(こういう子?)
(同じような子??)
(児童相談所?)

・・・・私は、分かってくれる人と出会えた喜びと同時に
息子が、何かに属する特別な子である。。。

何か複雑な心境でした。

『障害』なんて、その時でさえ・・・ピンときませんでした。




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