「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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旅の途中、寄り道の日々
裏・クリスマス
これはRS小説です。でもキャラの性格などは僕の想像と妄想で構成されています。基本世界観無視なのでイメージが崩れることを恐れるなら読まないほうが良いかと思います。なお、長編小説の人物とは一切関係ありません。
では『裏・クリスマス』始まります。
― 12月23日 23:00 ―
古都ブルネンシュティグ噴水前
俺は戦士の『アンジェル』今日はごく一部の戦士にしか出来ない仕事があるということで噴水前にいる。
他にも俺を含め10人ほどの戦士がいる。
仕事の依頼人は国会議員の誰だったか・・・忘れてしまった。
少しの時間が経ち依頼人がやってきた。
「おっ!皆さんおそろいですね~」
「それで、俺たちは何をすればいいんだ?」
戦士の誰かが聞いた。
「まぁまぁ、あせらずに、それではもう一度、確認事項です」
「今日のことは他の人に言わない、文章にしない。絶対の秘密事項です。その代わり多額の報酬を与えましょう」
「それを踏まえた上で仕事の説明をします」
「御託はいいからさっさと説明してくれよ!」
さっきとは別の戦士の声がした。
「そうですね。無駄口言ってる暇も無いですしね。では説明します」
やっと説明するようだ。
「あそこに噴水がありますよね?」
噴水を指差して国家議員が言った。
「あれ、壊しちゃってください」
えっ?仕事ってモンスター討伐とかじゃなくて破壊活動?
「えーと、現在23時30分なので30分で跡形も無く壊してください、それじゃあ、30分したらまた来ますのでよろしくお願いします」
俺達は不思議な考えを持ちながらも噴水を壊すことにした。
まさか、噴水にディレイクラッシングを食らわすことになるとは夢にも思わなかった・・・
そう思いながら俺は噴水にひたすら攻撃する。
恐らく、他のやつも同じ考えだろう。
そうして20分ほど経った頃・・・・・・噴水は影も形も無くなった。
「なぁ、壊れたのは良いがこの瓦礫の山どうするんだ?」
戦士の誰かが言った。
皆、どうするか悩んでいると依頼人の国会議員が戻ってきた。
「お疲れ様です、皆さん、とりあえず、これで皆さんの仕事は終わりですので帰って良いですよ」
「おい!報酬はどうしたんだよ!」
数人が同じようなことを言っている。
確かに報酬を貰っていない。
「まっ、待ってください!報酬はちゃんと用意してますから!」
「報酬は明日の朝、国会議事堂の中に用意されていますので取りに来てください。以上です、では私は仕事の続きがありますので、これで失礼します」
どうやら報酬は今もらえないらしい。
そうして俺たちは散っていった。
― 12月24日 0:00 ―
古都ブルネンシュティグ噴水跡前
俺はウィザードの『ロンメル』今日はごく一部のウィザードにしか出来ない仕事があるとの事で依頼を受け噴水前に集まった・・・はずだった。
来てみると噴水が無くそこには瓦礫の山があった。
瓦礫の周りにはすでに他のウィザードが4人いた。
依頼人の国会議員がやってきた。
「時間が無いので説明を一切省いてやってほしいことだけ言います、皆さんにやっていただきたい仕事を言います」
「この瓦礫の山を消してください、以上です。10分ほどで終わらせてくださいね」
「方法は何でも良いですが周辺に被害の無いようにお願いします。では10分後また来ます」
そうして俺たちは話し合うことにした。
「どうする?」
「どうしような~」
「とりあえず燃やすか」
「賛成」
とりあえず決定案として燃やすことになった。
「みんなチャージ完了した?」
「出来たぞ」
「僕もです」
「私も出来たぞ」
「いい感じだな」
俺も含めて全員チャージが終わったようだ。
「じゃ、せーの・・・・・・メテオ!」
『ドドドドドドドドドド!』
いっせいにメテオを放つ。
全員が撃ち終わった跡には瓦礫どころか逆に溝が出来てた。
果たしてこれでいいのか?
「終わりましたか~?皆さん」
国会議員がやってきた。
「おっ!いい感じですね~お疲れ様です。報酬は国会議事堂内に用意してあるので明日の朝来てください」
報酬は明日の朝か・・・
そうして5人は解散した。
― 12月24日 0:20分 ―
古都ブルネンシュティグ中央溝前
私はランサーの『ユリス』今日はごく一部のランサーにしか出来ない仕事があるとの依頼を受けて噴水前に集められた・・・・・・しかし噴水があった場所には溝が出来てた。
周りを見ると私以外にも7人のランサーがいた。
これだけの選りすぐりのランサーを使って何をするのだろう・・・
そんなことを考えていると依頼人の国会議員がやってきた。
「皆さん、お集まりですね~」
「皆さんにしてもらいたい仕事というのはですね、あそこに見えます木をそこの溝に移し変えてもらいます。20分で終わらせてくださいね。報酬は明日の朝に国会議事堂内に用意されておりますので取りに来てください。以上です」
そうして私達は何とか木を植え替えることが出来た。
どうやってやったかって?
そんなことは『神』にでも聞いてちょうだい。
そして、依頼人の国会議員が戻ってきた。
「お疲れ様です、では私はこれで」
植えられた木を見て即、戻った。
どうやらこれでいいようだ。
そして私達はそれぞれ別の場所へ行った。
― 12月24日 0:40分 ―
古都ブルネンシュティング中央木前
私の名前は「ユリアーネ」お姫様ですわ。
今日はなんだか私にしか出来ないお仕事があるとか・・・どんなお仕事でしょう・・・
噴水前だったわね・・・・・・
って、噴水が無いじゃないの!
その代わりに木が植えてあるし・・・どうしたのかしら・・・
それに・・・
『私だけにしか』って言ってたのに・・・他にもプリンセスがたくさんいるじゃないの!
あの国会議員は嘘をついたのね!
まぁ、いいわ。問題は報酬よ。
依頼人がやってきた。
「時間がもう無いので、仕事だけ説明します。この木をクリスマスツリーになるように装飾してください20分ほどでお願いします。」
そういって依頼人は戻っていった。
どうしたものか・・・
とりあえず皆で星を付けたり、花を投げたり文字を付けたりいろいろした。
20分ほど経って・・・やっとツリーぽくなった。
依頼人が戻ってきた。
「おお!いい感じですね!ご苦労様でした。報酬は明日の朝に国会議事堂内にありますので取りに来てください。では私はこれで」
そう言って、依頼人の国会議員は戻っていった。
明日の朝か・・・
そうして私達はそれぞれの場所へ戻った。
-朝-
国会議事堂には10人の戦士と5人のウィザードと7人のランサーとたくさんのお姫様達がやってきています。
国会議事堂内には大きな袋がありました。
『せーの!』の掛け声で戦士たちが袋を剥ぐと…
そこには人数分のプレゼントがありました。
同時に添えられたメッセージには…
〈メリークリスマス!by国会議員一同〉
とだけ書かれていました。
さてさて、プレゼントの中身は…
『どぅあー!』『ちくしょー!』『依頼人の国会議員はどこだー!』
『騙されたー!』『こんなもんハノブで20万Gで買えるじゃねーか!』
『あ…異次元』
以上の言葉から察してください。
メリークリスマス!
おしまい
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