教えない教育実践日誌

教えない教育実践日誌

テストは何のため?



いいとか悪いとかじゃなくて、その事実をただ受け止めればいいだけのこと。だって、時間はまだまだあるのですから。これから、それを「できること」や「成功」に変えていく努力をすればいいのですよね。

そんなことを考えていると、テストに対する考えが変わってきたのです。

自分が学生のときは、どうしても良い点数をとることが良いことで、良くない点数をとるのが悪いこと。だから、良い点を取るために勉強すると思っていました。

でも、本当は違うのです。テストを受けるのは、自分の「できないところ」を探すため。

自分で自分のどこがウイークポイントかわからないから、テストを受けるんだと考えると、テストってあまり嫌なものでもなくなります。

つまり、大事なのは点数ではなく、丸のついたところでもなく、自分の間違えたところです。

子どもたちが小学校に入って、「テストが何点だった」と言いはじめた頃に、そんなことを考えていました。だから、点数が悪くても叱ることはせずに、「できなかったところをもう一度やり直して」と言っていました。

試験で間違うということは、それがわかっていないということ。自分ができていないところがわかるのは、とても大事だよと言っていました。

これは本当のことです。教科だったら、自分が習得していないところがわかるのが大事だし、人が生きていくには、自分の失敗の癖のようなものがわかるのは大事です。

だって、それがないと、出発点がわからないでしょう。

人はみんな少しずつでも良くなりたいと思っていると思います。昨日の自分より、ちょっとでも成長できると良いなあと。

自分の変化に気がつくのはむずかしいけれど、毎日の小さなできごとの中に、それはひそんでいるのかも知れません。だから、できごとをどんなふうにとらえるかはとても大事。

テストで悪い点を取ってしょげてしまうと、それで何も変わらないけれど、気を取り直して、間違ったところをやり直せば次のテストではきっともっと良い点が取れるでしょう。

同じように、自分の失敗や、うまくいかなかったことを、落ち込んでしまって、早く忘れようとするよりも、気を取り直して、ちゃんと見つめた方がいいんだろうなあと思います。

現実はなかなかそうもいかず、すべてを忘れるために飲みに行ったりしてしまうんですけどね…(私はあまり飲めないので、食べにいくんですが…)

うまくいかないことは、それほど悪いことじゃないよ。次に進む手がかりができたんだから、とそんなふうに思えたら、また前に進むエネルギーが出てきますね。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: