おいでおいでふうふ

おいでおいでふうふ

Jan 21, 2008
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カテゴリ: やけど、完治まで
受傷時、真冬の気温の中、突然シャワーを何分もかけられ泣き叫ぶ娘、でも
泣きながらひたすら私のだっこを求めていた。
今まで味わったことがないほどの、熱い、痛い、冷たい、それ以上に
心の苦痛はどれほどだったことだろう。

何をされているのか分からない、何が起こっているのかわからない
頼りにしてたはずの母親は、わけがわからなくなって
自分に水をかけ続け、いつまでも冷たい思いをさせている。
やめてとは言わなかった。だっこ、だっこ、としか言わなかった。
どうして?どうして?

拒絶される不安。それが最大の苦痛。

なんとか母親に受け入れられていることを確認しようと
娘は私に、だっこ、だっこ、と叫び続けた。
私はあなたを傷つけた張本人だ。
そんな相手に何かをしてもらおうと思う人はいない。
でも、小さな子には、それしか方法がないのだ。
身を守れる場所であるはずの母親が、自分への加害者だったとしても
諦めずに母親のもとに受け入れてもらおうとする。

虐待の現場を思い出す。
母親は彼氏と旅行に行き、幼児が一人、部屋に残され
テーブルにはパンが1枚あるだけだったという。

炎の中で、その子は、ひたすら「ママ、ママ」と叫び続けていたという。

同じじゃないか。
私は娘の信頼を裏切った。
救急車の中でストレッチャーに乗せられ
水泡をつくった傷が痛む中でも私にだっこを求めていた。

母親がくればなんとかしてくれるだろうと全幅の信頼を寄せ
ひたすら助けを母親に求める。
受け入れてくれるのを期待する。
そんな痛い状態にしたのは私なんだよ?

そういったことは普通の母親なら肌で感じて
本能的に我が子を保護するための行動がとれているはずだ。
イライラしていじわるなことを言ってしまうことがあったとしても
けっして抜けてはいけないところを最低限はずさない母親。
私はそんな平均的な母親だと思っていた。
でもそうではなかった。

償いたい。できることなら。
怪我をさせたこと自体、そして心が深く傷ついたことに。
誰にでも失敗はある、そんな言葉もあるが
私についてはまだまだまったくあてはまらない。





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Last updated  Jan 22, 2008 02:13:16 AM
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