ちびろずるーむ

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アイルランド紀行(12)


「リバーダンス」鑑賞にて、今回の旅行の日程は、すべて完了。後は、帰国だけ。
その晩は、とても大変。とにかく荷物整理。機内持込規制が、まだそのまんまだし。

本日夕食無しだったので、さすがにお腹が空き、絶対に食べないつもりだった(貰った)どら焼きを食べながら、免税書類を書いたりしたら、あっと言う間に、8月27日(土)に。

最後の朝食を1人で食べていると、お隣のテーブルから「日本人の方ですか?」と声が。同じく昨日の「リバーダンス」を鑑賞したというところから、女性2人と、おしゃべりをした。

1人で参加したのは初めてだったけれど、案外と気さくに話しかけてもらえて嬉しかった。時々友達が恋しくなったりもしたけど、これならば今後も1人参加をしてもいいなと思えた。

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長々書きましたけど、私の「アイルランド紀行」は、これにておしまいです。ブルターニュの代わりに選んだアイルランドでしたが、思っていた以上に素敵で、大満足な旅となりました。

「エメラルドの国・アイルランド」と本にあり、緑豊かな国なのかな?くらいの認識でした。でも行って納得。緑色がとにかくライトなんです。きっとアイルランド日和のおかげでしょう。

晴れても、次第に曇り雨。でもすぐに止んで薄陽が差して、すぐに晴天に。でもまた雨が。コロコロ変わる空に、悩まされながらの旅行でしたが、それもまた楽しい経験となりました。

そんなお天気だからか小川の水もとてもキレイ。ダブリンだけは、黒ビールが流れていると云われるほどの濁りようでしたが、今回訪れた処は田舎が多いせいもあり、澄んでました。

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汽車に乗って
あいるらんどのような田舎へ行こう
ひとびとが祭の日傘をくるくるまわし
日が照りながら雨のふる
あいるらんどのような田舎へ行こう

これは結構有名な合唱曲(歌ったことは無い)ですが、アイルランドってホントこんな感じです。「日が照りながら雨のふる」っての特にそう。年増のキツネが何匹いるんだ?って思うほどで。

でも毎日、空を見上げるのは、楽しかったです。こんな特徴的な天気も、時はいいものでした。小刻みな天気の変化で、雲はポッカリと浮いて軽そうだし、雨雲の切れ目から青空が見えたり。

土の匂い緑の匂い、風はとても良い香りでした。トリニティ・カレッジの長さ65mの書庫で、古本の匂いがとても良くて感激しました。あれが「歴史」の香りなんでしょうか。初めての体験。

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「アイルランドは、風がきつい」って聞いて、心配していました。以前、ローマで強風の砂埃で涙ぼろぼろで観光処ではなかったからです。しかし、風がきつい所は、どこも無くて良かったです。

強風のため、木がまっすぐに立っていないって所、多く見かけました。今回、風の心配が無かったのは、季節のせい?運が良かった?雨には濡れても、雨に濡れるのもまた良かったです。

石の遺跡から現在の石の家まで、石好きの私としては大満足でした。バスの移動が多くても、車窓からの眺めは格別でした。あの牧草地に、点々とする石の遺跡の姿が、とても懐かしいです。

北は日本で抱いているイメージとは全然違うらしいです。今度また行けたら、ぜひ北も行きたい。
ブルターニュにも、そしてイギリスにも、石の遺跡とケルト文化を追いかける旅をしたいと思います。

長々と紀行文を読んで下さって、ありがとうございました。



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