先日、ボンドを買いに行っている途中に、パサージュの入り口を見つけました。
初めての場所では無くて、2008年の旅行で友達とパサージュ巡りをした時に
立ち寄ったところです。其処はパサージュ全体が、おもちゃ屋さんという一風
変わった感じなのですが、天井の鉄骨やガラス屋根、ガス燈などはそのまんま。
以前は、そのパサージュらしくない明るさと、最近のおもちゃ屋さんの雰囲気が
なぜかあまり良い印象を持てなかったんですが、偶然再会した喜びと、今回はその
明るさに惹かれて、着物で此処を楽しみたいと思い、RさんとMさんにお願いして、
観光後に一緒に行って来ました。おふたりも何か目的があるようで、良かったです。
「パサージュ・デ・プランス」は、1860年9月にオープンしました。その時代は
第二帝政バブルの絶好期で、新しいパサージュにはバラ色の未来が、用意されていた
はずでしたが、バックの銀行が倒産。次第に閑古鳥が鳴く始末になりましたが、でも
1990年に全面的に取り壊しされるまで、細々ながらも生き延びていたみたいです。
1995年、リニューアル・オープンしました。内部は元のイメージにかなり近い
かたちで復元されているそうです。確かに、あちこちの雰囲気は素敵。ただ、復元
されても、人気は戻って来なかったそうです。それで今では、大型のおもちゃ店が
全フロアを借り切って、営業中。そのせいか全体的に明るくて、イイ感じがします。
ベビー用品から、子供、また大人でも楽しめるようなものまで、何でもありました。
とてもとても楽しい空間です。これから誕生される双子のベビーちゃんへの贈り物を
おふたりは選ばれていました。その間、私は店内をうろうろと。そしてまた、再会。
バーバパパと家族達が並んで居ました。大好きなんですよ~とっても。去年も見つけ
たのに、買う機会に恵まれませんでした。今回は、見た瞬間に即買おうと決めました。
思い迷った末に、食いしん坊の赤い色のバーバブラボーに、決定。抱っこしてレジへ。
カタチが少し歪なのは、ぎゅうぎゅうのスーツケースに無理に押し込んで帰ったから。
毎日、バーバブラボーに元気をもらっています。母も気に入ってくれました。嬉しい。
パサージュ・デ・プランツ内を歩いていると、こんなのを見つけました。こけしの
人形?可愛いのと可笑しいのとで、一緒に撮りました。他の場所でも数枚。大きくも
小さくもない程良い空間。歴史を感じるばかりのでなく、こんなのもホント素敵です。
すっかり好きに。パサージュを着物で楽しむ~という私の夢がまたひとつ叶えられました。