１２月２日
朝起きたら、白銀の世界。今日は、ブリュッセルからバスで、水の都
ブルージュへと向かいます。積雪のため道路は大渋滞になって通常は
１時間半が、それ以上になってしまいました。昔は雪など降らなかった
のに、最近多くなったと聞きました。雪に慣れていないと、ほんと大変。
テレビやガイドブックで見たブルージュは、水の都にぴったりの風景が
広がっていましたが、冬に運河が凍ると風景は、一変していました。
観光用のボートも隅っこに片付けてあり、船着き場もひっそりとして。
中世の景観がそのまま保たれているブルージュは、バスが入れないので
全て歩いて移動しました。新雪のふかふか雪は踏み心地がよかったです。
でもアイスバーンになっている所もあるので、滑らないように気をつけて。
まず訪れたのは、マルクト広場。こちらは高さ８８ｍの鐘楼。１３世紀
に着工して、１５世紀末に完成したという街のシンボルは、世界遺産です。
てっぺんに上がれるようですが時間がなくて、残念。眺めが良さそう！
ベルギー伝統工芸品ボビンレースのお店です。最近は中国産が多いそう
ですが、このお店は、全てベルギー産のボビンレース製品だそうです。
アンティークの製品は、ため息が出そうなくらい模様がとても繊細です。
お店の奥様が編んでいらっしゃいました。気が遠くなるような作業で
した。額入りの繊細なアンティーク（左）のと、現代のレースのを購入。
アンティークのは、証明書まで付いていました。並べると違いが歴然です。
お店で購入しているとき、フリータイム中でした。ほとんどの方は、奇跡の
聖血礼拝堂に行っていました。何やらキリストの血を見られるようでしたが
私は全然興味がなくてレースを購入したり、街を散歩したりしていました。
ブルージュのウィンドーもクリスマス仕様になっていて、楽しかったです。
ベルギー名物といえば、ムール貝。お昼のメインは、ムール貝のワイン
蒸し。今パンが入っている真ん中の大ボウルは、貝の殻入れになります。
前菜はたっぷりの生野菜サラダ。あまり登場しないので嬉しかったです。
こぼれんばかりのムール貝がやって来ました。ムール貝が大好きなので、
すぐに食べ始めました。地元の人が、貝の空殻で挟むように身を取り出して
食べる・・・と書いてあったので、その通りにすると、なんととっても簡単。
あっという間に食べ終わってしまいました。スープも美味！ご馳走様でした。
そしてデザートも名物の、ベルギーワッフル。でもこちらは熱々でなくて
冷えたものでした。やっぱり夕べのダンドワの焼きたてが美味しかったなと
思いました。食後「ＤＵＭＯＮ」というチョコレート店でお買い物しました。
聖母マリア教会、ベギン修道院など巡り最後に、愛の湖公園へ。こちらもほぼ
凍っていました。ガイドさんが、「愛の湖で泳いでいるのは何でしょう？」と。
誰も答えずにいたら「それは鯉（恋）です」と。一瞬しーんとしてしまいました。
雪景色のブルージュもなかなか見られないので良かったですが、次にまた来ると
したら、今度は水の都を満喫したいです。運河を遊覧船で廻ったら、冬と全然違う
風景がありそう。これからバスで国境を越え、フランスのルーアンへ向かいます。
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