「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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俺とユーロとC.D.と・・・(何
第20話『Back』
自分を根本から変え、自分を自分でなくしてしまうのだから。
誰であれ、「変わる事」は避けられない恐怖として背に映り、
何の前触れもなく、人は変わっていってしまう。
それが、どれ程に大きく、そして苦しいモノであったとしても・・・。
以前「変わる事」に対しての恐れを感じない事にうらやましさを感じていると
いう心菜からの心情を聞いて、私はちょっと記憶の整理がつかなくなっていた。
これまでに無いような心菜の一言だったからなのか、流石の私も
どうして心菜が私なんか・・・と思っている内に、自分が何だったか、それさえ
分からないような状況になっていた。
名前等の基本的な個人情報ではなく、自分の人格・自分の個性が、自分で
分からなくなった・・・そんな感じがした。
あまりに強い衝撃は私の存在意義さえ忘れさせる程で、
「人の一言とはここまで強いのか」と、改めて言葉の凄さを知った。
しかし事態は、それだけでは終わらなかった。
ある日の休み時間。ちょっと泰斗に呼ばれたので、慌てて廊下へと出てみた。
相変わらずの人通り。時に走って遊ぶ生徒が、子供に見える程幼かった。
しかし私自身が何故こんな所に来てしまったのか、私は自分の目的さえも
忘れる程に、「何か」の衝撃に押されていた。
あまりに強かったのか、直前に人に言われて移動する際でも突如として
何処かへ行ってしまう程に、私は衝撃を受けていたようだ。
『・・・何やってんだ、飛織?
中々来ないから戻ってみたら、こんな所をふらついて・・・』
『た、泰斗っ!?
ゴメン!な、なんか、私・・・』
『・・・ハァ。
お前が忘れがちな時って、大体悩みかなんかあるんだよなぁ。』
『・・・う、図星。
実は、その、何ていうか・・・』
『とりあえず着いて来い。
そういうのは人気の無い場所で話した方がマシだろ。』
『・・う、うん。
でもその間に何処か行っちゃうかも・・・』
『随分何か抱えてるみたいだな・・・』
泰斗はそう言うや否や、私の手を「ぎゅっ」と握った。
ちょっと恥ずかしそうな顔をしていたけど、それでも私の為に
そこまでしてくれる泰斗が、嬉しかった。
『・・こ、これで、大丈夫だろ・・・?』
『・・・・うん。ありがと、泰斗♪』
『・・じゃ、行くぞ。』
私を気遣うかのように言ってくれた泰斗。どんなに小さく
ちょっとした一言であっても、私にとってはとても良い響きがあり
その顔から見られる凛とした印象は、やっぱり男の人なんだなぁ、という
感じが見受けられた。
とりあえず階段を登っていき、着いたのは屋上。
むしろこんな所で目立つんじゃないかと私は言ってみたが、考えてみれば
下の生徒がそこまで上を見る事自体が非常に少ない為、意外と
人に見られない隠れた場所だった事に私は改めて気付いた。
それでも、何故か心菜の感じたという「羨ましさ」と「何か」に圧迫されつつ
あった私の心は、あまり深く考えられなくなってしまう程の重症なようだ。
『・・・ふぅ。ここら辺なら、もう大丈夫なんじゃねーか?』
『・・うん。
ゴメンね、こんな弱い私で・・・』
『いいんだよ。弱くたって誰も文句は言わねえ。
お前はお前らしく振舞っていれば良いんだし・・・』
『・・・実はね、それで言いたい事があったの。
自分らしさって話なんだけど・・・』
『・・自分らしさ?』
『以前、夜にいきなり私が「変わった」感じがして、根本的な
モノの捉え方から、ちょっとした一言まで、なんだか凄い詳細的に
言うようになっちゃったの。今は違うと思うけど、それからずっと
「変わる事」に対して恐怖心を持つようになっちゃって・・・』
心菜には言っていなかったけど、やっぱり私も怖くなってしまったのだ。
一度自分自身が革命を起こしたかのように激しい変化を起こすと、元の
自分がなんだか分からなくなる・・・。今の「私」を見失ってしまう事が
私にとって最大の恐怖、そして今の私を悩ませるタネだった。
『・・「変わる事」、か・・・。』
『それからずっと、私は怖くて怖くて仕方なかった。
いつになったら私が変わってしまうのか、どうすれば「変わる事」を
回避できるのか、それさえ私は分からなくなっていた。
多分、さっきまでのボケも、それが原因だと思う・・・』
『・・・』
『私はずっとそれに頭を抱えていて、もう何をすればいいか、
それさえも分からなくなってみたい。自分が自分で無いような
感じを受けていたからこそ、「自分らしさ」を露呈するような
行動にさえも出られなくなってて・・・私・・』
涙がこぼれてきた。「自分らしさ」を持っていた私が
それを象徴するような行動にさえ出られない事が、つらくて苦しかった。
ずっと今の私のままでいたい・・・確かにそれは我侭かもしれないけど、
人間が必ず変わるからといって、「自分らしさ」までは変わりたくない。
進化しつつある生命に、個性をも捨てろと言われても、私は進化を捨てる
代わりに、自分の個性を残しておきたい・・・そうとも思っていた。
いつになっても離れない、「変わる事」への恐怖。
何処でどんな時に襲い掛かってくるか分からないからこそ、私の日常は
まるで動く影に怯えているような、そんな恐怖があったのかもしれない。
以前のように、もう抵抗も無く変わる事は出来ないのか・・・?
そして、心菜が言っていた「羨ましさ」でさえ、私にはもう無くなって
しまったし、友人に誇れる「良さ」なんてもう存在しないのだろうか・・・?
確かに失われていく個性と長所の中で、私はただ過去を見つめるばかりで
自分の「今」を決して見つめようとはしていなかった。
決して昔ばかりが良かったという訳ではない。でも友人の心菜や泰斗に
思われていた第一印象や基本的な性格のイメージは、どうしても
幼少期の状態で焼きついている事は分かっていた。
だからこそ、私は昔の自分のままでいたいと思った。この人生が
続く限りは、昔の自分を維持していたいと、ずっと思っていた。
それなのに、こんな大事な時になって変わってしまったら、泰斗や心菜の
私を見る目にどれ程の影響を与えてしまうのか、そう考えているだけでも
怖くて怖くて仕方が無かった。見えない恐怖に怯える私の心は平常心を
失い、自分が自分であるかの区分けさえもつかないようになっていたのだ。
『・・・そうか・・・』
『だから私は、昔のままでずっといたかった・・・!
それでも時が流れていく度に私は昔の私でないような気がして、
変わりゆく私をただ見ているしかなかったの・・・!』
『・・だからって、あまり気にする事は無いぞ?
そこまで怖がっているお前が、お前らしく見えないんだから・・・』
『!!』
『昔のままでいたいのであれば、見えない恐怖に怯える
お前は、お前じゃ無いんじゃねぇのか?
だったら怖がっちゃ駄目なんだ。怖がって更に悩まされるから
その悩みが自分で無いような悩みに変わっちまうんだよ。』
『・・・じゃ、じゃあ、今の私は・・・』
『深く考え悩まされ、誰だか分からなくなった時点で
お前は誰でも無い別の「お前」なんだ。そう考えていけば、
本当の自分が何処にいるか位は自分で分かるだろ?』
『・・う、うん・・・。』
『だったら、考えないようにしときな。
出来るだけ普段の自分を・・・と考えている内に
自分が自分に見えなくなっちまうのは、多分心情の問題・・・だと思う。
うまく言えねえけど、それはそれでお前らしく無えからな、ともかく。』
あまり上手にまとめられてないのが、また泰斗らしさを
出している事に気付いた私は、改めて「自分らしさ」とは何か、
その存在意義を思い出せるようになってきた。
自分らしいという行動についても、それは昔の自分がいたからこそ
「自分らしい」という言葉がついたのであり、決して昔からの自分が
作り出してきたモノだけが「自分らしい」というワケではない、という事を
改めて実感した。
自分を深く考える事は自分ではなく、
自然と出る言葉全てが自分らしい・・・
何となく分かるようになってきた私は、意識してもないのに
自然と自分が戻ってくるような感じになってきた。
自分らしさがどうであるか、そんな事なんて・・・と思っている
内に、「その考えが自分なんだ」という自覚を持つようになった。
じゃあ、さっきまでいたアレは一体・・・?と考えていると、
それもまた自分の「不思議がる所」であるという事を自分として認められるようになった。
『・・・ありがと、泰斗。
私、自分が何であるか、ちょっと分かった気がする・・・』
『・・そ、そうか。
まぁ、分かってくれりゃぁそれで良いんだ・・・』
ちょっと照れた顔をして、私にそう言ってくれた泰斗。
今ある自分の全てが、本来の「自分」であると、私は改めてこの身で
自分自身を受け入れる事が出来た。
自分らしさは、自然に出てくる全てだったんだ・・・
変なオチつけちゃった20話です^^;
節目だからーとちょっと気合入れていたのですが、今回は
結構不透明な話になっちゃいましたね・・・orz
平和らしさというよりは、僕自身が自分に語りかけたような
情景が多かったので、妙な感じに展開してます^^;
2006年5月25日製作
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