81.商売の原点儲けるの字の意味は?

商売の原点 儲けるの字の意味するモノは?




商をしている店で商売の原点を忘れている処もある。何故儲からないか?理由は簡単、お客様のために商売をしていないから。

昨夜遅くに、馴染みのペットショップから電話があり、二週間前にオーダーした海水魚(紅海だけに棲息している)「アズファー・エンゼル」が入荷したとの知らせがあり、昨夜の9時過ぎから、巨大ポリ容器で海水を作る作業を開始。
ヒーターを3本セットして、水温の温度を半日以上掛け調整した。完了したのが真夜中。

午前中から、1800cmの水槽を約一ヶ月ぶりに掃除し、昨日から造りあげた海水をポリ容器から水槽へポンプによりホースで海水の入れ換え作業。
午後16時近くに、海水魚専門のショップに行き、「アズファー・エンゼル」とご対面。
青紫色と真ん中の黄色の色が艶やかに発色してコンディションは頗るいいみたい。
購入。序でに、中南部太平洋産の「フレーム・エンゼル」と「ナンヨウ・ハギ」と「タテジマキンチャクダイ」を各一匹づつ購入。締めて、3万5千円。
「アズファー・エンゼル(通称、アズファー)」は、世界の海水魚図鑑に載っているショップ価格は3万~18万円、「タテジマキンチャクダイ(通称、タテキン)」は1万~3万円、「ナンヨウ・ハギ」は4千~7千円(ディズーニ映画により高騰している)、「フレーム・エンゼル」は、6千~3万円。
と書いてある。

ショップによってはこの本に掲載されている金額で、販売しているが、僕が贔屓にしているショップは上に書いたように極端に安い。
だから十年以上このショップで購入している。
しかも親切、病気などに罹り弱っている魚は絶対に売らない。眺めに行っても「最近、水槽のコンディションはどうですか?、魚達は、慣れてきましたか?」と気軽に声をかけてくれてアフター・ケアーも抜群。

あくどく、銭儲けをしていない典型的で良心的なショップといえる。
店の雰囲気がいいとそこに集ってくるお客さんの質(性格)も頗るいい。
このショップに巡り合うまで、都内および近隣の大型の熱帯魚店や大手ペット・ショップ等を40店強巡ってみたが、何処のショップも儲けに走って商売の原点を忘れている処ばかりだった。

その店舗の設置場所の問題もあるだろう。
地価が高ければその分コストが掛り、商品に上乗せする、店を維持するためになどと言い分はあるだろうけど、そんなの商売ではない!
勿論、営利がなければ商売でない事はいうまでもない。

こんな商売の原点を忘れている企業の経営者や店舗の店主程、内は儲からないとよく言っている、当たり前です。お客様を大切にしないから儲かる訳がない。

僕は、新卒社員や営業マン教育の冒頭にこう話をします。

企業は営利追求の法人ですが「儲ける」とはどうゆうことでしょうか?
殆ど、答えられません。ですので、
「儲けるという漢字を先ず、ご自身のノートに書いてみて下さい」
「その漢字の、真ん中に縦線を入れて下さい」
「さて、二つの漢字に別れましたね」
「何て云う漢字ができましたか?」
「そうですね、信者です」
「商売は、信者=ファン、がいてこそ、僕達のお給料が出るのです」

この後、研修は続いていくのですが、割愛します。

売らんかなの店が余りに多く存在している事実。二度とこんな店で買うもんか。みんなビジネス・チャンスを逸しているのではないでしょうか。



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