kaito



1週間ほど過ぎて部屋を掃除していたときのこと。
お腹が重いんだよね。
「ふ~」と一息着きたくて座ろうとしたその時!
『バチンッ』・・・何?今のって???

どこから鳴ったの?
パンツのゴムでも切れたのか?

えっもしかして、これって『破水』つーもんかい?

なんとなく立ってると重力でヤバイ気がして(笑)這って移動。
病院へ電話。「それは破水かもしれないね。破水だったらそのまま陣痛が始まるから、経産婦だから15分間隔でもう一度電話ちょうだい。」

また這って入院の為用意して待ちくたびれてる様子のバッグを掴み、
そのまま脚から階段をゆっくり降りて当時の義母の部屋へ。

「お義母さん、破水して陣痛始まりました。」
自宅で床屋を営んでいる義母は仕事中だった。私の話を聞いて仕事どころではないらしく、お客さんと話す声が上ずっている。

「まだ始まったばかりですから大丈夫です。1階で横になってますね。」
…お義母さんもお客さんに「まだまだね~、時間かかるわよ~」と言いつつも、自分に言い聞かせているように声が緊張している。
そんな会話を聞いてたら、なんだかやたら冷静になってしまった(笑)。

さて15分間隔です。
ドクター「ん~、まだ大丈夫だと思うけど、もう来る?」
病院の方が気楽に寝れるし「行きます(キッパリ)」

タクシーを呼ぶと、いつの間にかお客さんは帰り、お義母さんは店を閉めていた。
奥には絶対何もしてくれないお義父さんしかいない。当時の主人も仕事。
お義母さんのそんな気持ちが嬉しく、心強かった。
長女と3人で病院へ。

やっぱり進むのは早かった。着いて2時間ほどで分娩室へ。
とにかくドクターの声を忠実に聞いて、いよいよいきむぞ♪

頭が見えてきた、もうすぐだ~♪
・・・おや?そこから進まない!確かに一番きつい部分ではあるけど、なんで?
こんなに踏ん張んないでも、長女は出てきたのに!!!

ドクター「…ん~、無理かな~」
そして、奥様(助産師さん)に「カンシの用意」とちっさく指示。

え?そんな、自力で行きますよ!!!
赤ちゃんも苦しいんだ!絶対産んでやる!
ってかコイツ、頭デカクね?うわ、出てこねっ!くそ、

そして、結局無事スッポーンと産みました。

ブスリ、ブスリと会陰縫合。長女のときは初めてで緊張して記憶に無いのよ。
でも、会陰を切る時にドクターが「前回とは違う場所切るからね」って言ったから、前回も切って縫ってるんだよね。

出てきた赤ちゃんは男の子♪
・・・やっぱり頭デカ目じゃんっ(笑)こいつめ。

嬉しい疲れで夜もぐっすり…と思ったら、なにさ腹が痛いじゃん!
「後産」とか「後陣痛」とかってやつ?
産めば産むほど痛くなると言ううわさの・・・
が、我慢できないことも無い。とりあえずルンルンで眠りました。

平成10年、10月のことでした・・・




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