おはなし大好き!!

~「プー、プー、プー」~



夜のドリームランド。あいかわらず、クーちゃんは「プーさんの館」であれこれ思案中。
(はぁ~、なかなかいいものが思いつかないなぁ。)
アンパンショーを思い出しながら
(たしか、アンパンマンはバイキンマンとたたかっていたなぁ。やっぱり、ショーをやるには
 悪役が必要だなぁ。)
夜空を見上げながら心は作家気取り。

(まぶしい!!)
一筋の光がクーちゃんを照らし出しました。
「こら!こんな所で何をやっているんだ!!」
警備員のおじさんです。
(あっ、えっ、えっと・・・。あの・・・。)
「だめだよ。勝手にこんな所に入っちゃ。さっさと出てって。」
(あの、こんどここで「プーさんショー」をやるんで・・・。ちょっと、練習をしていたんですぅ・・・。)
「はぁ、プーさんショー?君、プーさんなのか?」
(そう、そうです。「いおぎプー」といいます。)
警備員のおじさん、クーちゃんを疑い深い目でジロジロみています。
クーちゃん、あせって思わず
(ほ、ほんものの「プー」だぷー。うそじゃないぷー。練習してたぷー。)
語尾に「ぷー」をつければ「ほんもののプーさん」なのでしょうか?
とにかくクーちゃん、なんとかこの場を乗り切る為にひたすら「プー、プー、プー」と連呼しています。
「わかった、わかったよ。夜で危ないから気をつけるんだよ。」
警備員のおじさん、もう、どうでもいいやとサッサと行ってしまいました。
(ふぅ~、あぶなかったぷー。さぁ、もうひと頑張りするぷー。)

月の光に照らされて(ワォ~ン!)吠えてみました。おおかみ男?
(う~ん、ちがうぷ~。)
ぜんぜん、ちがうでしょう。
(ふぅ~、今日はもう疲れたぷ~。もう、帰るぷ~。)

♪プーさん、ぷー、ぷー、ぷー。プーさん、ぷー、ぷー、ぷー♪
陽気に鼻歌を歌いながら足取りも軽く帰っていきました。



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: