凌ちゃんマン№5

凌ちゃんマン凌ちゃんマン №5


こんにちは!                    
君は誰? ボク 増田凌也(りょうや)君です。          
      ボクは高機能自閉症とADHDっていう
           なんかややこしいもんらしいです(*_*)
      なんでだろう~?♪   
        なんでだろう~?♪

さてさて、大きい病院といえばお母さんの中では「医大」でした。
早速電話をしてお医者さんの紹介状があることを言って予約というのをとったの。
そんで、診てもらう日はだーい好きなお父さんもお仕事休んできてくれたよ。
診てもらうまでのなっがーいあいだ、ぼくはひたすら動いてて、お母さんが呼ばれるのを待ち役
お父さんがボクの後追い役。もう勘弁してくれっていってたな(・・?
さぁ呼ばれて普通のお医者さんがするのとおんなじ“ポンポン”とか“あーん”とかやって
その間に目線が合うかとか言ってることがわかってるかとか診てたみたい。
ぼくは初めてのトコにはなかなか慣れないからどうしていいかわかんなかった。
でも、目線はあわないことないんだよ!ときどきそっぽむいてるだけで。
そんでお父さんがお医者さんに言われて片足上げたからボクはそこにセミみたいにしがみついたら、み―んなに大笑いされちゃった(・・?
ほんとはお父さんのまねができるか見たかったんだって。
でも、何回いわれてもしがみついてはなれてやらない!だってボクもうあきちゃった(-_-)zzz
お医者さんの言うのには目線はあうけどうやっぱり軽い自閉傾向が見られて、お母さんのいうようによく動いたり、どっかいっちゃたりするのはADHD(注意欠陥性多動障害)があるのかもしれないということで、今度は発達外来で心理の方からみてもらおうってことになったよ。
次の月に心理のおばちゃん(臨床心理士)に診てもらったの。
お母さんは何回もいろんなところでおんなじ事を言ってきてチョッと疲れ気味。
なんかいっぱい書いてて、それを心理士さんが見て、まだ質問されて、ボクのほうもちょこちょこ
みながら「自閉症の特徴が顕著に現れてますね」ってにこやかにいってたんだ。
お父さん大ショーック!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/お母さん「やっぱりね(=_=)」って顔してた。
お母さんの中には自分なりの確信みたいのがあって、でもお父さんは「子供って皆こんなんやん」
ていう気持ちがあったからこんなかんじになったんだってさ。
それにボクは怒るとパニックを起こして物投げたりして危ないし、怒られてもなんで怒られてるのかわらないし、早くなんとかしなきゃって思ってたみたい。
でも2人とも「自閉症でもなんでも凌也は凌也!可愛い子供!」っていう強い気持ちがあったから
「さて、次はこの子に最良のことをしてやらんと」って考えて「療育手帳」っていう障害のある
子供にお得な手帳を申請することにしたんだよ。
「療育手帳」ていうのはねお医者さんにかかるお金がいらない「医療福祉受給券」っていう赤ちゃんから3歳までのこがもらってるピンクの紙がもらえたり、どっかいったときに割引されたりするやつのこと。詳しい事はお母さんに聞いてね。ボクわかんないもん(・・?
笠山にある中央家庭相談センターっていうとこで僕を見てもらって「判定」っていうのをしてもらたら「B」って言う判定だったよ。


障害の程度が軽いと「B」っていうのになるんだって。
それからは医大に行ったりびわこ学園ていうとこにいっておしゃべりとかの練習とか(言語療法)からだの感じ方の練習(作業療法)とか、あと草津市でやってる言葉の教室に通っていろいろ
練習してるんだ~~~。
こういう練習は早い方が良いからね~ってお母さんがいってた。
教育ママゴンじゃないよ。お勉強じゃないから。
僕が大きくなって一人でも大丈夫なように今から色々練習しとくんだって。
お母さんはあることから「ウツ」っていう心の病気をもってしまったんだけど、
ボクの事を一所懸命やることで自分を立ち上がらせてるんだって。
ボクは障害を持ってることが分かったけどみんなに分かって欲しい事がたくさん!
嫌な事はパニックになること、そうなるとそっとしといて欲しい事、しつこいのは大嫌い。
おしゃべりがなかなかうまく出来ないけどがんばってる事。
1度身についてしまったことはなかなか変えられないこと。
周りのことにしてもそう。今までやってた事が次からガラッと変わってるともうわからなくて
パニックになったり、何も出来なくなったりする事。
でも道を覚えるのは得意で迷子にならないこと(自分が迷子って認識がない)
1度「危ない!」って思いをしたものには近づかないし「あぶない!」っていわれると
すぐとまれること。
「強いこだわり」っていうクセがあってこういうことがいっぱい!
これからさきもまだまだたくさんの行事や学校行くのにお兄ちゃんみたいに普通のクラスに
入れるのかなとか道のりは長いし、壁は多いけど、みんなが「ボクってこういう子」
って分かってくれて助けてもらえるととってもウレシイ!
あいさつ出来なくてもちゃんと聞いてるからねゞ(个ε个;)怒らんでくれぇ~
ボクみたいなこは他にもいるからボクだけ特別じゃないよ。
変に自分の子もそういう障害を持ってるかなとか思わないでね。
でも気がついたらすぐ周りに相談してね。
相談するのなんて簡単さ。先輩がちゃーんといるんだから。
お母さんは保育所に入る前の年にもっと勇気を持ってちゃんと調べればよかったって
思ってるんだって。
でも今からでも遅くないって思ってるって。
そしておんなじことで悩んでる人がいたらお友達になって相談にものってあげたいって!
サークルみたいなもんも作りたいなーって考えてるんだけど、一人ではどうしようもないから
誰かのってきてくれないかな~なんてかんがえてるよ。
次からは今ボクがやってる“練習”の中身をご紹介しようかな?
お楽しみに~


                                      次回につづく


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