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一つ欠けても、代わりのピースがはまる。矢野虎の底力を象徴するかのように、今季9試合目で初スタメンの陽川が、いきなり勝利の立役者になった。佐藤輝が初のベンチスタートとなったが、俺も負けないといわんばかりのひと振りで、チームを首位に押し上げた。
「自分の今、持っている力を出すしかないと思って試合に臨みました。ガンケルが抑えてくれていたんで、なんとか追加点と思っていましたし、自分自身も初回(2死一、二塁)と同じ場面で回ってきたんで、『次こそ絶対打つ』という気持ちで打席に立ちました」
普段からシャイで寡黙な男がお立ち台で声を弾ませ、9988人の観衆から祝福の拍手を浴びた。ハイライトは1-1の六回。2死一塁からサンズが中前打でつなぎ、一、二塁で、この日2三振の“虎のゴリラ”に挽回のチャンスがやってきた。「なんとかバットに当てることができた」。追い込まれながら、中日先発・小笠原の119キロカーブに反応して、しぶとく三遊間を破った。
二走・マルテが激走で生還し、中日ベンチのリクエストでもセーフの判定は覆らなかった。四回1死一塁ではドームの天井部分に打球を入れてそのまま落ちてこない(記録はファウル)というパワーも見せつけたが、しぶく仕留めた。勝ち越し打に「どんな形であれ、ヒットはヒット。よかった」とうなずいた。
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