おててつないで

おててつないで

ママになる決意



H13年1月・・・
今までちゃんと来ていた生理が来ない!!
もしかしたら、赤ちゃんができているかもしれないと思っていたので、
妊娠検査薬で調べてみた。

結果は陽性!!

その時私は高校3年で、ちょうど最後のテスト初日だった。
もう進路も決まっていたし、入学金も払っていた。
正直言って、赤ちゃんができて嬉しいとは思わなかった。

どうしよう・・・。

彼には、テストが終わってから一緒に検査しようと言われていた。
でも、気になって勉強どころじゃなかったので、自分で検査薬を買って調べたのだ。学校の近くのスーパーに、友達についてきてもらって調べたので、結果を話すとやはり、「どうするん!?」と聞かれた。
自分でも、検査の結果がまだ信じられなかったので「わからん」と答えた。

家に帰ってすぐに彼に電話して結果を話すと、怒られた。
「一緒に検査しようって言ってたのに、勝手にするなよ」って・・・。
そして彼の仕事が終わり次第会う事になった。
彼は、結婚して産もうと言ってくれたけど、私は迷っていた。
進路も決まって、お金も払っているのに、親に何て言えばいいんだろう。
とにかく、テストが終わったら産婦人科で診てもらう事になった。

テスト勉強になんて集中できない。
最後のテストだし点数が悪くてもいいやって感じで沢山寝た(--)zzz
(でも、テストの結果はかなりよかった!みんな勉強しなかったのか!?
クラスで2番でした!びっくり!)

テストが終わり、土曜日の午前中に彼と産婦人科に行った。
女の先生がいる所をタウンページで探して行った。
でも、私の子宮は後ろの方にあるらしくて、まだ赤ちゃんが確認できないと言われた。尿検査はしっかり陽性だった。

1週間後?また同じ産婦人科で診てもらうと、今度はくっきりと赤ちゃんが写っていた。彼も一緒に小さな命の影を見た。小さくても生きているんだな~と感動した。

妊娠を確認し、彼と2人で母に妊娠した事を言った。
父には後日話す事になった。

何日か後に彼が家に来た。私が父に「話があるから、部屋に来て」
と言うと、父は大体の事を悟ったらしい・・・。
父は、彼の話を最後までじっと聞いていた。
その時2人の意見は赤ちゃんに、「さよなら」する事になっていた。
父はその意見を聞き、「小さくても生きているんだから殺すな」
という様な事を言った。その言葉で私の心配はふっきれて、産む事を決心した。

あの時、父が私たちの意見に賛成していたら、ゆうきはこの世に生まれてなかったんだと思うと、父に感謝の気持ちで一杯になる。
ゆうきを産んで本当によかった!

彼のお母さんは、なかなか子供ができなかったらしい。
妊娠中にそのお母さんに、「すぐに子供ができてよかったね。不妊治療は苦しいよ」と言われ、私は赤ちゃんを殺そうとした事を後悔した。
世の中には、赤ちゃんが欲しくてもできない人もいるんだと思うと、
私は幸せなんだな~と思う。



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