さて,この前書こうと思っていた内容を,今日は書こうと思います。
先日,いつもの友達Mに誘われ,久しぶりに 落語 に行きました。
Mの好きな 柳家花禄 さんの独演会で,場所は大宮ソニックシティ。
昨年もソニックでの花禄さんの落語を聴いて結構泣けたのですが,
(その日記は
こちら
)
今回も泣けました・・・
演目は↓
どれも笑えるんですけど,(太神楽は曲芸で凄かった!)
どれが泣けたって,最後の 『子別れ』 ってヤツです。
話の内容は,簡単には次のようなものです。
アル中気質の大工の熊五郎には,妻と息子がいましたが,
ある時,熊五郎の吉原遊びがきっかけで,妻子が家を出ました。
熊五郎はすぐに吉原の女郎を妻に迎え,生活を始めましたが,
女は家事も何もせず,1日寝て過ごすばかり・・・
熊五郎は3ヶ月あまりで女と別れることになりました。
それからの熊五郎は反省をし,酒を断ち,
まじめに働くようになりました。
熊五郎は,妻子のことが気になっていましたが,
まさか自分から探すこともできずにいました。
息子のことを思い出し,涙を流すことしかできませんでした。
ところがある日,頼まれた仕事のために出かけると,
友達と遊ぶ息子を見かけました。
やっとの思いで息子に声をかけると,
息子は嬉しそうに応えてくれました。
話を聞くと,妻と子は大変な苦労をしているようでした。
熊五郎は十分な小遣いを渡し,
翌日2人でうなぎ屋へ行く約束をしました。
ただ,このことを母親に言ってはいけないと伝えました。
息子は家に帰ると,貰った小遣いを母に見られてしまいました。
大きい金額だったので,母は息子が盗んだのだと勘違い。
もの凄い勢いでしかるうちに,とうとう息子は耐えられず
父に貰ったのだと言ってしまいました。
母親は驚きとともに,気になって仕方がありません。
翌日,息子をうなぎ屋へ送り出しましたが,
母は落ち着かず,うなぎ屋の前をウロウロします。
すると2階の客席から息子が気づき,母を呼びました。
そこでとうとう熊五郎と妻は対面しました。
3年の月日が経っていました。
熊五郎は反省し,もう一度やり直して欲しいと言い,
家族3人での生活を再び始めました。 めでたし。
というストーリーです。 これが,泣けました・・・
落語なんで笑えるんですけどね,泣けました。
笑い泣きです
改心して,頑張っている熊五郎が,
息子を思い出して泣くなんていうところは,
こっちまで泣けてきます。
お互いにお互いを必要だと気づいて,苦労して
再会するまで3年。
辛かっただろうと思うと,本当に良かったと泣けてきます。
で,思ったんですけどね,余談ですけど,
今回の熊五郎が妻子と再会するまで3年です。
前回泣けた紺屋高尾の主人公も,高尾と再会するまで3年
一生懸命働いて,願いが叶うわけです。
改めて,3年て何なんだろう?と思います。
「石の上にも3年」 とか言いますしね。
日本人にとっての 「3年」 て何なんでしょうね。
ま,今日のところは勘弁してやろう。
とりあえず,
人情落語,オススメです
Sちゃんと科学未来館へ 2010年05月03日 コメント(3)
とうとう決めたぜぃ♪ 2010年03月05日 コメント(5)
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