
PHASE-21~PHASE-30
「あなたの言う正しさが、すべてじゃないって事ですよ。」
byシン
今回は、シン逮捕。でもデストロイの話
ステラをネオに渡した後、ミネルバに戻ったシンは当然逮捕された。
逮捕といっても、残る道はほぼ1つ、銃殺刑。
シンは自分なりの正しさを貫いたが、それは周りには受け入れられない。タリアも、アスランも。
だがそれは、現実を、先が見えているからに違いなかった。
しかしレイだけは、もう終わったことだ、自分達には"先"しかないのだと、ただその結果を受け入れていた。
ネオ達ファントムペインは、ロシア平原に駐留中のボナパルトに合流し、デストロイを受け取る。
ジブリールから与えられた"チャンス"に答えようと、ネオはステラをデストロイに乗せ、ただ命令に従い、都市を静かにしていた。ネオ達にとっては、最初からその道しか残されていないのだから。
司令部から通達された、ミネルバの今回の件への処分は意外なもので、事実は曲げられ、不問となっていた。
誰もが驚きを隠せなかったが、シンは自分の正しさが認められたのだと思っていた。
理解できなかったアンタは馬鹿だと言わんばかりの態度で、アスランを挑発するシン。
しかし、シンの知らないところでは確実に、デストロイの、シンが帰したステラの手によって、多くの命が失われていた。
「シン...好き...」
byステラ
今回は、デストロイ大暴れ。でも最後は...の話
ジブリールの思惑通り、ベルリンを焼土と化してゆくデストロイ。
それを止めようと現れたのは、新たな仲間を加えたアークエンジェル。
キラはフリーダムで立ち向かうが、その圧倒的な大きさと攻撃力を前になす術がない。
宇宙のプラントでは、その力にどう立ち向かうか話し合われていた。
撤退をと言う議員の声に反し、デュランダルは"ここで食い止める"と言いミネルバに望みをかけた。
そのミネルバには、出られる機体が一機インパルスしかなく、シンが皆の期待を背負い、狂気した巨人のいる場所、限りなく"冷たい"場所へと飛び立つ。何も知らないまま。
だが、インパルス一機加わったところで、戦況が変わるわけではなかった。
シンは何とか倒そうと奮闘していたが、思わぬ所から止めが入る。
ネオから、デストロイのパイロットがステラであると知らされ、シンは動揺した。
約束を破られたという怒りは無く、シンは自分で付けたデストロイのコックピットの傷から覗くステラの顔を見て、ただ何故と。もはや命令云々ではなかった。
ネオとスティングの機体が墜ち、死の恐怖に飲み込まれていたステラは、狂ったように叫び、泣き、それを具現化するように、デストロイから幾つもの光が走って行く。
そんなステラを止めようと、シンはステラに呼びかけた。
"君はオレが守るからっ"
ステラだと知ってしまった以上、シンにはそうするしかなかった。
向き合う二機のMSは動きを止め、刹那の優しい時間が流れていく。
しかし、再び恐怖がステラを襲い、デストロイは目の前のインパルスもろとも吹き飛ばそうとする。
シンは逃げようとせずに、ステラを守るため、ただ呼びかけ続けたが、想いは届かず、目の前にどんどん死の光が広がっていくだけだった。
だがそれは、フリーダム、キラの手によって飛散され、恐怖の巨人は地に伏した。
二人がようやく目と目を合わせて話せるようになったのは、既にその残りがわずかになった時。
ステラはシンの腕の中で微笑み、涙を流しながら、最も怖れていたモノに吸い込まれていった。
誰が決めたのか、シンはその運命の中で、再び守りたい人を失った。
あの時とは比にならないほど強くなり、力もあったはずなのに。
守りたい人を守るための、力であったはずなのに。
少年の咆哮が、燃える大地に響き渡る。
まるで運命を呪うかのように。自らを許さないかのように。
そして、復讐の誓いのように...
「ロゴスこそを滅ぼさんと戦うことを、
私はここに宣言します。」
byデュランダル
今回はシン慟哭、デュランダル行動の話
ステラを胸に抱きかかえ、湖の上に立つシン。辺りは雪のせいで白く、凍るように寒い。
ステラの肌は一層白く、その体は力無くシンに重さを伝える。
結局自分はステラを救えなかった。
その事実だけが、シンの心を締め付け、せめて今からならと、冷たい湖へステラの体を委ねる。もう何も、ステラを傷つけないように、汚さないように。
確かにあった重みは湖へと沈み、空の腕は、シンの後悔をより一層強める。
そして後悔は怒りとなり、シンの目にハッキリと"敵"を映し出し、復讐へと加速させる。
シンの暴走に手こずるアスランにルナマリアは、一つ提案する。
力も権限もあるのだから、それを見せてみろ、と。
力と権限。それは時に、人の心を動かす。時に、世界を滅ぼす。
プラントでは、デュランダルが決意を固め、行動を始めていた。
その持てる技で映像と言葉を巧に操り、人々の心を、自らの"正義"へと引き寄せていく。壮絶なる真実の中に、少しの影をつくりながら。
演説は熱をおび、勢いを増し、思惑通り流れていく。
我々は争いの元凶を、死の商人ロゴスを滅ぼす。世界のために。
新たな"宣戦布告"となったそれは、皆を驚かせ、発奮させた。
それを叩くことが平和に繋がるとは、まだ誰にもわからない。
だが明確なる"敵"が現れた今、戦況は加速し、悪化して、"人の歴史"を繰り返させる。
戻れぬというなら、初めから正しい道を
まだ誰も、この先にあるものを知りはしなかった。
「アンタがステラを殺したぁ!」
byシン
今回はフリーダムと戦闘、そして...の話
デュランダルの"宣戦布告"は、他の最高評議会議員にも秘密裏に行われていた。
それに加え、ロゴスという絶対敵を提起したことに戸惑いを隠せない。
しかしデュランダルはその話術を使い、彼らも同じく自分の未来に導いていく。
そしてその為にまた1つ、"駒"を動かす。
ミネルバに「エンジェル・ダウン作戦」への参加命令が下る。
その作戦は文字通り、アークエンジェルを沈めるためのものだったが、"大トリ"をシンに任せるという裏があるものでもあった。
作戦に難色を示したアスランは、再考するようタリアに懇願するが通る訳もなく。「作戦だからしょうがない」と、ただそう言われるだけだった。
だがタリアとて、アークエンジェルと戦い訳ではなかった。
回線を開きアークエンジェルに投降を呼びかけるものの、いい返事はなく、それは逆にウィラード率いる地上部隊を発奮させる結果となってしまう。
シンはインパルスで出撃し、敵であるフリーダム、キラを落とそうとする。
レイとフリーダムの戦い方を研究した甲斐もあり、次々とフリーダムの攻撃をかわし、"インパルス"の特性を活かした奇抜な戦い方でフリーダムを追い込んでいくシン。
頭の中は、ステラを殺された恨み、憎み、復讐で満ち、インパルスは溢れ出たそれらを具現化するように、"フリーダム"を逆手に取り、間髪入れずに次々と攻撃していく。
そして、インパルスのエクスカリバーがフリーダムを真正面から貫いた。
目の前で起こる大爆発に唖然とするルナマリア、そして友の名を叫ぶアスラン。
シンは敵を、"ステラの怖かったもの"をその手で倒した事に涙を流した。
嬉し涙なのか、悲し涙なのか、ただ確かなことはシンがフリーダムを倒したということと、それでもステラはシンの元へと戻ってはこないということ。
そして、ステラはシンの心の中で生き続けているということ。
「こんな...これは..!?」
byキラ
今回はインパルスと戦闘、そして...の話
ロゴス発表の影響は、オーブも、いや世界中の国々にとって例外でなかった。
そんな中、キラは世界の不穏な流れを感じ、オーブに戻ろうと進言する。
しかし、その帰路に待ちかまえていたのはザフトの「エンジェル・ダウン作戦」。
ザフトの思惑がわからず、ただ防戦一方となるアークエンジェル側だが、キラの乗ったフリーダムが着実に道をつくっていた。
だがそれは、ミネルバ、インパルスの登場で一変する。
積極的に攻撃してくるミネルバとは真逆の消極的なアークエンジェルでは、圧倒的に不利だった。
そこに入った通信、それはミネルバ、タリアからの投降の申し入れ。
しかし、かつてもあったその状況と同じく、マリューは自分達の志の意味を、強さを伝え、ここで折れることはないと申し入れを断った。
その決断は、ザフトの攻撃を一層強くさせて逃げることも困難な状況になってしまう。
キラは、インパルス、シンとの戦闘で手一杯というより、こちらも自分を積極的に倒そうとする相手のため、半ば押され気味であった。
加え、"不殺"を貫いたことがキラを窮地に立たせていた。
目の前から迫る、対艦刀を構えた青い機体。
「力だけが、僕のすべてじゃないっ!!」...インパルスをパイロットごと倒すことは、力を持つキラにとっては容易いことだったのかもしれない。だがキラは、あえてそれをしない。何故なら、その後に待つ未来を知っているから。その想いを、自分を"力だけ"と認めてしまったクルーゼとの戦闘からは確実に、強固にキラは貫いていた。
対艦刀は、乗る者の想いを形にしたように、構えたシールドごとフリーダムの胴を貫いた。
キラの目の前が、明るく、絶望に満ちた光で溢れる。
が、その状況であってもフリーダムのビームサーベルはインパルスの頭を貫くのみで、皮肉にもキラは、"不殺"を守り抜いていた。
大爆発が起こり、その後の光景に友がキラの名を叫ぶものの、その声はキラに届くのだろうか。
平和を願った、何者よりも強かった"力"の姿は、そこにはもう無い。
「その頭はただの飾りかぁっ!!」
byイザーク
今回は、勘づくアスラン。でも呑まれるシンの話
ミネルバのタンホイザー、インパルスのエクスカリバーをそれぞれに受けたアークエンジェルとフリーダムは、大きな傷を負っていた。
キラは、フリーダム、禁忌の力の暴走を辛うじて防ぎはしたが、機体は大破し自身も傷ついていた。
一方シンは、"敵をとったヒーロー"としてミネルバクルーに迎えられる。
だがアスランだけはこの事に納得できず、感情のままシンに手をあげてしまったが、レイがそれに正論を持って異議を唱えられると返す言葉が無く、煮え切らないままその場を去った。
レイも唯アスランの叱責に反論したのでなく、その影には、すべての人類を呪った男、ラウ・ル・クルーゼの姿があった。
世界の情勢は、ロゴスの一件から向かう未来を変え始めた。
民衆は暴徒化し、ロゴスを滅ぼさんと銃を取り、デュランダルはそれを知りながら一層ロゴスの非道さを訴えていた。
そのデュランダルは、自ら地球へ赴くためにシャトルでプラントをたち、ミネルバがようやくたどり着いたジブラルタル基地へと降り立った。
ジブラルタルには、対ロゴスの為か大量の戦力が集められ、軍備が整い始めていた。
その中には、デュランダルの持つ重要な"カード"、ZGMF-X42S デスティニー、ZGMF-X666S レジェンド、セカンドステージの最新鋭機が二機が、主の到着を待っていた。
デュランダルがその主に選んだのはシン、そしてアスラン。
PS装甲独特の金属光沢に包まれ、特殊な兵装を持った真新しい機体を見たシンは感嘆の声を漏らし、アスランは蠢く影を感じ始めていた。
世界が、加速しだしていた。
「確かにオレは、彼の言う通りの戦う人間になんてなれない!!」
byアスラン
今回は、アスラン気付いちゃって、脱走の話
デュランダルから新鋭機の説明を受けるシン、そしてアスラン。
だがその兵器のスペックなどを、アスランは聞きたいわけではなかった。
何故アークエンジェルを討ったんだ!?
どう聞いても上手くあしらわれて、逆に丸め込まれる。デュランダルが有利に、アスランが不利になるようにデュランダルの手駒は配置されていた。
そのころザフトのジブラルタル基地には、大規模の地球軍が参入し始めていた。
打倒ロゴスのため、何より世界の平和のために、デュランダルの言った通りに。
デュランダルの思惑に、より一層疑念を持ったアスランは部屋で一人ハツカネズミに。
そこにやって来たのはミーア。この時だけはアスランにとって天使だった。
ミーアはデュランダルとレイの会話に不穏なモノを感じ、アスランにそれを伝える。
デュランダルには逆らうな、と。
だがアスランは知ってしまった以上、デュランダルの"駒"としている気はなかった。
罪状を出された事もあり、アスランは脱走をはかる。
メイリンの助けを借りて何とかグフの前までは来たものの、そこに現れたのはデュランダルの"駒"、レイ。
デュランダルを裏切ることをレイは許さず銃を撃ち放つが、アスランはメイリンを連れ辛くもグフに搭乗、そして雷鳴轟く空へと飛び立った。
かつての場所へ辿り着けると信じていた、いや確信していたからこそ飛び立った。
ジブラルタルが、どんどん小さくなっていった。
「戦争を無くす、今度こそ…本当に。」
byシン
今回は脱走のアスラン、葛藤のシン、節操のキラの話
グフで脱走をはかったアスラン、メイリンを追うため、シンとレイはデスティニー、レジェンドでジブラルタルを出る。
だが追うのがアスランと知り、シンはその意図やら目的やら、とにかく何もかもが不可解だった。
ジブラルタルの兵達、タリアもその事態には困惑を隠せない。
そんな中、通信しているデュランダルとレイは、淡々と、まるでそこに台本でもあるかのように、この事態は既に決まっていたことこのように会話をし、アスランとメイリンの"処理"について撃墜という決断を下すことになる。
命令とあっても戦うことに素直になれないシンにレイは、アスランは自分たちを裏切った、自分たちの思いを踏みにじった、今のあいつはもう敵だと言いつける。
アスランはアスランで、デュランダルの真意をシンに教えようとする。
レイとアスランの相違なる言葉に、シンは余計混乱し我を失って、今は自分と違う場所にいるアスランを敵とすることで、自分に、"自分の存在"に意味を持たせた。
運命が、アスラン達を貫いた…
翌日、ジブラルタルは慌ただしく動き始める。
オペレーション・ラグナロクのため、同じ港からザフト艦、連合艦がヘブンズベースへと舳先を向けた。
その最中、ザフトからヘブンズベースへ通告が送られる。
その内容を確認したキラ、ラクスはすぐに確信に至った。世界が動く、と。
残された時間は、僅かだった。
「僕たちは、何をやってるんだろう。世界は…」
byキラ
今回はヘブンズベース攻略、そしてゴチャゴチャの話
ヘブンズベースからの回答を待ち、周辺海域はしばし膠着状態に。
ミネルバのパイロット待機室では、パイロットスーツに着替えたシンとルナマリア。
ルナマリアは先の一件を『ロゴスが悪いから』と割り切っていた。むしろルナは脱走したとはいえ仲間を討ったシンの方を心配しているようだった。
そんなルナマリアの優しさを知り、シンは泣き出して、ルナを強く抱きしめた。
抱きしめた拍子に、シンの手からヘルメットが床に落ちる。
抱きしめられたルナは、シンの行動に驚きつつも、手をシンの肩にまわした。
何かに流されたいるように、そのままキスをする2人。
その間もずっと、ルナマリアの左手にはヘルメットが握られていた。まるで、何か大切な何かを忘れまいとするように。
ヘブンズベースからの先制攻撃は、警告へ未回答のままいきなり始まった。
先制攻撃はヘブンズベースの総力をあげたものであり、戦場はそのまま、ロゴスとザフト・対ロゴス両軍の総力戦へと自然に流れていった。
オペレーション・ラグナロク発動により、ザフトは軌道上より降下ポットを射出。それは無防備な基地上空から制圧するというこの時代では一般的なものだったが、ヘブンズベースにはそれに対抗するための兵器"ニーベルング"があった。
降下部隊が消滅したため、戦局が移らないためにもデュランダルは、デスティニー、レジェンド、インパルスの発進を命令した。
この3機は、戦況を完全にザフト・対ロゴス側に傾かせ、勝利をもぎ取った。圧倒的だった。
すべては、デュランダルの書いたシナリオを、なぞり続けている。
オーブのアークエンジェルにもその報は伝わった。
クルーゼを否定したキラにとって、受け入れがたい世界の流れ。
人はそんなものじゃないっ!!
その答えは、キラの思い通りには出てこなかった。
「あたれぇぇぇっ!!」
byキラ
今回は、ラクスピンチ。∴キラ復活の話
陥落したヘブンズベースにジブリールの姿は既に無く、他のロゴスは確保したものの、重要な駒が足りないままだった。
当の本人ジブリールは、密かにオーブへと渡るところだった。
アークエンジェルの医務室で寝ているアスランをカガリが見舞う。
アスランは身体的に回復はしているが、わからないことだらけの今に悩み、苦しみ、そのせいかカガリと今までの事を素直のまま話すことに。だが、ゆれる想いの中でもただ一つ、行く道はまだ別にあると、それだけは信じていた。
メンデルの調査から戻ったダコスタは、"あるモノ"を持ち帰った。
それは、デュランダルの真意をあらわすモノ、「DESTINY PLAN」の事が書かれたノートと、長距離強行偵察複座型ジン。
迷惑な土産を振り切るため、ラクスは捨て身の覚悟でエターナルを発進させる。
それを知ったキラは、アスランの助言もあり、ルージュで宇宙にあがると決意。大型補助ブースターと一体になったルージュで、空高く舞い上がって行った。
緑の目をした"ストライク"は、まるでキラを空へと送るためだけのモノかのように、戦闘で四肢を失いながらもエターナルへ、キラとラクスを引き合わせた。
再会を喜ぶのもつかの間、今自分達のするべき事を遂げるため、二人は格納庫へ。
背中に翼を持ち全身を武器で囲んだ、伝説の機体"フリーダム"を彷彿とさせるMS"ストライクフリーダム"
目の前にある巨大すぎる力、ただその力を使うことはしない。願う世界のために。ラクスもそれは理解しているが、愛しい人を戦場に送り出す事は辛く、苦しい。
だがキラは、その苦しみが判るからこそ、自らの決意を伝える。これで自分を貫ける、と。
ラクスの声を受け、カタパルトから飛び立ったフリーダムは、単機としては圧倒的な攻撃力で敵の戦力を一気に奪っていく。
キラの、ラクスの、そして皆の想いを乗せて、フリーダムの八枚の羽は舞い、刺していた。
相手を沈黙させた跡は多量の残骸が宙を漂っていて、自分達の持つ力を嫌でも再認識させられ、行く道は険しいと、また思う。
でもただ前に進む、そう誓っていた。
「カガリ・ユラ・アスハ。アカツキ、発進するっ!!」
byカガリ
今回は、オーブ侵攻。そしてアカツキの話
ヘブンズベースでの功績を讃えられ、ネヴュラ勲章を授与されるシン。また、レイと共にフェイスにも任命される。だがそれは、アスラン、メイリン、ステラ…彼らの犠牲の上にあるモノだと、シンは思う。
ジブリールがオーブに逃げ込み、匿われているという情報がザフト、アークエンジェルに走った。
デュランダルは当然、オーブへ艦隊を向かわせ、ジブリールを引きずりださんと躍起になる。
その意思をより強固なモノにしたのは、皮肉にもジブリール本人だった。
ジブリールはその権力を使い、自分を「逃がす」よう命令。ウナトは反論する術を持たず、ただそれに従い「ジブリールは、オーブにいない」という、明らかに虚偽な発表をユウナにさせのだ。
何とも拙い、薄っぺらな秩序が、オーブを再び焼こうとしていた。
カガリは我慢ならず、自ら出撃しようと、命にかえてオーブを護ろうと、駆け出す。
そして駆け出したカガリは、封印されしウズミの遺言へと導かれた。
ウズミの想いと共にそこにあったのは、黄金の力。アカツキ。
そのMSは、全てのMSの祖であり子のような存在。
神々しく輝くそのMS、力と想いをカガリは受け取り、地を蹴り空へ駆け上がった。
カガリは"強く"なった。力と想いで。
だが運命は、再びの邂逅をシンとカガリに課していた。
混迷からの脱出、世界の暁の輝きが届くには、必然だったのだろうか。

