「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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としのすけのワインハウス
2005年12月(1)
【HP:10】モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:10】著しく感動的 ]
モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
2005/12/02 自宅にて
訳あって、ずいぶん久しぶりの開栓です。(^^;)
前回の開栓が11/14なのですから・・・実に18日ぶり!
人間、状況によっては出来るものなのですね。
としのすけがワインを我慢するなんて・・・(笑)
今日は、実はとしのすけ(一家)にとって素晴らしい、記念すべき日でして、そんな日に相応しいワインは何かと真剣に考えました。
安直にはシャトー・マルゴーとか、ムートンとか、ラトゥールとか、はたまたオーパス・ワンとか開けようかとも考えたのですが、ここは原点に立ち戻って、としのすけ亭のハウスワインの筆頭である、モンテス・アルファのカベソーにしました。(^^)
1990年代のモンテス・アルファに比べると、流石に質が下がっているとはいうものの、相変わらずの5センチ級コルク・・・
プレミアム感の漂う端正で上品なボトル&エチケット・・・
モンテス・アルファは、本当に素晴らしいワインです。
もちろん中味も、最良の葡萄をフレンチ・オークの樽で1年以上熟成させて造られています。
パワフルなチリ・カベの片鱗を残しつつ、そして、赤土とユーカリが混ざったようなチリ独特のニュアンスも僅かに残しつつ、それでいて非常にソフィスティケートされたその味わいは、本家ボルドーの高級ワインとも少し違う、まさに「モンテス・アルファ」というアイデンティティーを完全に確立したものだと思いますね。
(としのすけも、かくありたい?)(^^;)
今日は、久しぶりに、特大サイズの割れないグラス「DIVA」のボルドーで飲んでみましたが、
若々しく、スパイシーで、ちょっとカラメル様の甘さを湛えたモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)の素晴らしさを堪能することが出来ました。
HP:10!
これは、完全にご祝儀評価です。(笑)
(冷静に、味わいからだけだと、HPは9-くらいです。)
でも、今日のモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)は特別美味しい。
そして、モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョンは、幾久しく、としのすけ亭のハウスワインであり続けることでしょう。
【HP:8+】モンテス・アルファ・シラー(2003)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
モンテス・アルファ・シラー(2003)
2005/12/07 自宅にて
チリのプレミアムワイン、モンテス・アルファのシリーズのシラーです。
コルチャグア・ヴァレーで採れた優良なシラーをフレンチオークで熟成、濾過は軽く1回だけというワイン。
そうやら、10%程カベルネ・ソーヴィニョンが入っているようです。
ボトルはオーボンクリマ並の重量級です。
コルクはモンテス・アルファシリーズ一連の上質な5センチ級。
開栓すると、パワフルでフルーティーな果実香。
樽香もタップリです。(^^)
色は非常に濃厚な黒に近い赤紫で、ぬめったような艶があります。
口に含むと、パワフルパワフル。
高いアルコール度数からくる強靭なボディーに圧倒されます。
そのパワーをやり過ごすと、ソフィスティケートされた果実と樽とスパイスの絶妙のコンビネーションが楽しめます。
タンニンもタップリ。
でも、決して渋すぎることはなく、柔らかいフィニッシュにスムーズにつながります。
HP:8+
2003年のコルチャグア・ヴァレー(アパルタ・ヴィンヤード)は結構な当たり年だと思います。
パワーと洗練さを兼ね備えた、従来の「チリワイン」の範疇を超えたシラーですね。
【HP:9-】ドン・ペリニョン(1998)&【HP:9-】ムートン・ロスシルド(2001)&【HP:10++】ムートン・ロスシルド(1975)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:10】著しく感動的 ]
ドン・ペリニョン(1998)&シャトー・ムートン・ロスシルド(2001)&シャトー・ムートン・ロスシルド(1975)
2005/12/08 半蔵屋にて
今日は凄いワイン会でした!
趣旨はU先生のフランス土産のボルドー古酒を味わう会です。
メンバーは、本来はU先生、O先生、H先生(初参加)、としのすけの4名の予定だったのですが、H先生の体調が芳しくなく、残念ながら欠席となり、結局3名で楽しむことに。
U先生、9月に学会関係でフランスにご出張だったのですが、そのお忙しいスケジュールの合間をぬって、わざわざボルドーのランタンダンにタクシーを飛ばして出向いてくださり、当のマダムとフランス語で直談判?の末、凄いお宝ワインを2本も調達してきてくださったのでした。
ランタンダンでは、螺旋階段の方ではなく、マダムの特別室に通され、そこのカーヴから調達されたとのこと。(スゲー)
その2本とは、
シャトー・ベイシュベル(1961)
シャトー・ムートン・ロスシルド(1975)
しかも、ハンドキャリーを敢行してくださった「貴重な」ものです。(^^)
そこで、ワインの旅の疲れをとる(=移送で舞ってしまったオリを落ち着かせる)べく、本来ならば1年以上はおきたいところですが、早く飲みたいので・・・約2ヶ月の間信頼できるレストラン「半蔵屋」さんにお願いして預かってもらっていたのでした。
ですので、9月のお土産ワインの賞味会が12月になったというわけ。
そんなワインに合わせるのですから・・・お料理はもちろんシェフ&半蔵屋のSさんにお任せのスペシャル・メニューです。(^^)
【1本目】ドン・ペリニョン(1998)
まずは乾杯のシャンパーニュということで、特にお願いしていたドン・ペリニョン(1998)です。
としのすけ的には定番はヴーヴ・クリコのロゼなのですが、先の紀宮さまの心温まるロイヤルウエディングにあやかって、今回はこれに。(^^;)
(ミーハーですね)
定番の9種類のオードブルとのマッチングはもちろん最高。
フレッシュでキレのあるフルーティーなドンペリでした。(^^)
幸せ~。
HP:9-
【2本目】シャトー・ムートン・ロスシルド(2001)
1975年のムートンが鎮座しているわけですから・・・何か気の効いた企画をと思い、「ムートン少年とムートン翁の飲み比べ・見比べ」ということでとしのすけのセラーから2001年を供出しました。
1975年はアメリカのポップ・アートの巨匠、アンディー・ウォーホールがエチケットを担当。一方の2001年は同じくアメリカのポップなタッチを得意とする画家ロバート・ウイルソン。
そして、エチケットの色使いもちょっと似てるんです。(^^)
これは、今でもそれなりに飲める、ちょっとカリフォルニアチックな味わいのやんちゃなムートン。(^^)
濃厚で樽のニュアンスがタップリ入っていて、カラメル&カシス・ジャムといったある意味わかり易い味わいでした。
薀蓄たっぷりの野菜や海の幸・山の幸をちりばめたヘルシーなお料理は、ともすると赤ワインには辛いか?とおもいきや、流石は半蔵屋さん、巧みなバランスで臭みを感じさせずに若いムートンと一緒にお魚を食べさせてくれました。
HP:9-
【3本目】シャトー・ムートン・ロスシルド(1975)
そして、いよいよ満を持して、ムートンの1975年のご登場です。
以前、ほぼ同じメンバーで飲んだムートンの1979年が「真球」に近いまろやかさでしたので、1975年もさぞかし「極まろ」であろうかと想像していたのですが、流石は本場ボルドーに鎮座して年齢を重ねてきたワイン、やや枯れてきてはいるものの、十分に赤紫色を保っており、円熟した果実味を感じさせてくれました。
タンニンの収斂感も十分残っていてビックリ。(^^)
ほんと、凄いワインでした。
神々しい香りがテーブルの周り一面に漂う程のパワーがありながら、口中では文字通りの「円熟」した「ザ・ボルドー」。
としのすけ、感激。
もちろん、柔らかい子牛のお肉やトリュフのアイスクリーム、チーズとも絶妙の相性でした。
メニューを考えてくださった半蔵屋さんにも感謝しなくっちゃですね。
HP:10++
と、3人でここまで飲んでくると、もう結構お腹も心も一杯に。(^^)
ということで、シャトー・ベイシュベル(1961)は来年の桜の季節の定例会?まで持ち越しと相成りました。
美酒に美食、加えてU先生&O先生のインテリジェンスとユーモアに溢れるお話・・・
「こんな最高の贅沢をとしのすけごときが体験していて良いのだろうか・・・」
そんな考えがフッと頭をよぎるようなひと時でした。
両先生、そしていつもよくしてくださる半蔵屋の皆さん、本当にありがとうございました。
<(_ _)>
【HP:7+】モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール(2004)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール(2004)
2005/12/12 自宅にて
「名ソムリエのふだんワイン」という本のなかでも紹介されているという、チリはモンテス社のピノ・ノワールです。
樹齢6年のピノ・ノワールから醸され、オーク樽で熟成されたこのワインのアルコール度数は、なんと14%!
流石はチリ・カサブランカ・ヴァレーです。
ワイン王国28号のブラインド企画で「4ツ星」も獲得しているとのこと。
ボトルはピノらしいなで肩で上げ底もそこそこにあります。
コルクは4.5センチで、モンテス・アルファ・シリーズよりやや短いものですが、品質はまあまあ。
開栓すると、赤系の果実や僅かにカラメル・フレーヴァーのある煮詰めたイチゴジャムのような香りがあります。
色は透明感を湛えたルビー色で、さほどの濃さは感じません。
でも、口に含むと高いアルコール度数から来るしっかりしたボディーと、赤系の果実味、カラメルっぽい樽香、少しのスミレ、そして残念ながら?ちょっとだけチリの赤土っぽい香りがします。
酸味と甘みのバランスは絶妙。
フィニッシュはフレッシュな酸味と柔らかい収斂感。
HP:7+
コストパフォーマンスの高い、親しみ易いピノだと思います。
フランスのピノとは一味違った、モンテス、チリらしさがあって好感が持てます。
もう少し赤土の香りが抑えられたらよかったかも。
【HP:7+】フレシネ&【HP:8】トラピチェ・カベルネ・ソーヴィニョン・オークカスク(2003)&【HP:8+】ブラゾン・ディッサン(2001?)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
フレシネ コルドン・ネグロ&トラピチェ・カベルネ・ソーヴィニョン・オークカスク(2003)&ブラゾン・ディッサン(2001?)
2005/12/13 オントレ・ドゥ・シャトーにて
会社の仲間と五反田ユーポートのはす向かいにある欧風関西料理のお店「オントレ・ドゥ・シャトー」にお邪魔しました。
看板に従って歩道に面したエスカレータを上がると、そこが入り口。
入り口脇には、カーヴを思わせる小部屋があり、ペトリュスとか、いろいろなワインのボトルが並んでいます。(でも空瓶みたい?)(^^;)
ボルドーの有名どころも多数あって、期待度大。
店内は、入り口から続く狭めのカウンター席を抜けると、その奥がテーブル席になっています。
こじんまりとした清潔感のあるビストロ風。
ウリは「豊富なワインとともに味わう厳選素材の和食」だそうですが、ナイフ・フォークの替わりにお箸が用意されている以外、テーブルのセッティングとかはカジュアルなフレンチといった感じです。
色々な旬のものが少しずつ食べられる前菜の後、出てきたのが野菜の炊き合わせ。
これは絶品。(^^)
その後、お造り、焼きおにぎり!、テンプラと続き、最後はゴマのアイス&コーヒーで締めでした。
どのお皿も趣向を凝らした一味を感じるもので、。ご夫婦(なのかな?)とアルバイト風の方の計3人程度で切り盛りされている感じでしたが、なかなか頑張っているのではないかと。(^^)
で、そんなコース料理(まさに欧風関西料理!)に合わせていただいたのが以下のワインたちです。
ここの店の素晴らしいところは、こちらの意向を伝えると、3種類のワインをテイスティングさせてくれるところで、その中から好みの1本を選ぶことが出来ます。
雰囲気のあるご主人のワインへのこだわりもかなりのもので、良心的な価格で、おいしいワインを出してくれています。
【1本目】フレシネ コルドン・ネグロ
スペインのカヴァ(シャンパン製法で作られたスパークリング・ワイン)の代名詞とも言うべき人気世界NO.1のスパークリングワインです。
フレシネ社は1889年創設の由緒あるボデガ。
契約栽培農家で採れる葡萄はすべて手摘み、手間のかかる「シャンパン製法」で作られ、、約1年半瓶熟成されています。
HP:7+
【2本目】トラピチェ・カベルネ・ソーヴィニョン・オークカスク(2003)
デイリーな価格なのに、超絶においしいと評判のアルゼンチンはメンドゥーサ、トラピチェ社のワインです。
十分な樽のニュアンスと噛み応えのあるボディー、黒系の果実の芳醇なニュアンス。
フィニッシュも適度な収斂間とほのかな甘さで隙がありません。
HP:8
【3本目】ブラゾン・ディッサン(2001?)
不覚にもビンテージ忘れ。
(だいぶん酔っ払ってたのかなぁ・・・)(^^;)
としのすけのお気に入り、マルゴー村の美しいシャトー、第3級格付のシャトー・ディッサンのセカンドワインです。
マルゴーのしなやかさとスミレを思わせる香りが十分に楽しめる非常に高品質なワインであるにも関わらず、日本での知名度がイマイチ低い関係でリーズナブルな価格なのが魅力です。
正直言うと、あんまり有名になって欲しくないなぁ・・・(^^;)
HP:8+
和風の料理にカベルネを合わせたので、少しだけお料理に物足りなさを感じましたが、追加注文したチーズとかで、ずいぶんと引き締まりました。(^^)
美味しかったな~、シ・ア・ワ・セ(^^)
【HP:9】シャトー・マルゴー(1999)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:9】感動的 ]
シャトー・マルゴー(1999)
2005/12/17 Tさん邸(亭?)@東船橋にて
今日は、Tさん、Cさん、Hさんという・・・何といいますか・・・何故かとしのすけを混ぜてくださっているお偉い方々と、Tさんのお宅で「新蕎麦」を頂く会がありました。若々しい素敵な奥様に駅でピックアップしていただき、お宅にお邪魔すると・・・お部屋につながるドアに「商い中」の看板が!
「かなり本気・・・(^^;)」とややたじろぎながら中に入ると、品のある作務衣に身を包んだTさんがにこやかに迎えてくださいました。
まずはビールで乾杯し、鴨、海老、ホタテ、カニを七輪で。
上等な備長炭に鴨の脂が滴り、美味しい香りを含んだ燻煙が食欲をそそります。
適度に焼けた鴨肉を焼きネギと一緒にフランス産のコクのある塩にちょこっとつけていただくと・・・シ・ア・ワ・セ(^^)
「カモネギ」とは良く言ったものです。
鴨がネギを持ってやってきたら・・・そりゃ喰うよ。(笑)
ビール、日本酒をひとしきり頂いた後、Tさんは蕎麦打ちの為に特別にしつらえたというお勝手へ。
ほどなくお呼びがかかり、本日のメイン・イベントである「新蕎麦」タイムとあいなりました。
Tさんの蕎麦打ち、年々腕をあげていらっしゃいますが、今日の出来は過去最高!
「よくぞここまで」という程に細く茹で上げられた新蕎麦は、ほんのりと黄緑色のニュアンスを湛えた透明感のある上品な色合いで、旨みたっぷりのつけ汁との絡みも良く、ツルツルっと喉を下っていきます。
もちろん、おかわりを頂き、ほんのりと新蕎麦の香りの残る蕎麦湯で〆め。
大変おいしゅうございました。
Tさん、本当にありがとうございました。<(_ _)>
そして、お蕎麦の後はワインタイムです。
(としのすけが無理強いしたようなものですが)(^^;)
約1時間前に抜栓し、Tさんのお宅にあるバカラのデキャンターでしっかり空気に触れさせておいたもの。
ハンドキャリーとはいえ、今日運んだワインなので、澄み切った味わいとは言えませんでしたが、そこはマルゴー村、格付け第1級の風格。
カベルネ・ソーヴィニヨンの骨格とメルローの柔らかい熟成香、そしてカベルネ・フラン・プティ・ヴェルドから来る複雑さ・・・
なかなか順調に熟成してくれていると感じました。(^^)
若干のヴァニラを感じる控えめな樽香も好感が持てました。
HP:9
【HP:7+】モンテス・リミティッド・セレクション・ソーヴィニョン・ブラン(2004)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
モンテス・リミティッド・セレクション・ソーヴィニョン・ブラン(2004)
2005/12/19 自宅にて
久しぶりに白を開けました。
モンテス・リミティッド・セレクション・ソーヴィニョン・ブラン(2004)です。
チリのサンアントニオに近いレイダ・ヴァレーで採れる選りすぐりのソーヴィニョン・ブランをステンレス・タンクで香りやクリスピーな新鮮さを閉じ込めながら醸したモンテス社の野心作のようです。
ボトルは重量級のやや胴が太くなったもの。
コルクは4.5センチで、リミティッド・セレクションに共通するものです。
品質はイマイチ。(^^;)
開栓するとまさに「クリスピー」な印象のフレッシュで酸味の効いた果実香がたちます。
色は薄い明るい黄色で僅かに緑のニュアンスが残る新鮮さを感じさせるもの。
口に含むと、予想通りのフレッシュでドライな酸味で、発泡感すら感じるほど。
かなりアルコール度数も高いのだろうと思われるボディーがあります。
複雑さというよりは、フレッシュで酸味豊かな果実味を楽しむワインです。
フィニッシュもキレの良い酸味がほのかな甘みを残して消えていく大変心地よいものです。
HP:7+
ワイン単体で見れば、そして食事と一緒にいただくワインとしては、かなりの完成度の高さを感じます。
和食に合わせても、主張しすぎず、邪魔にもならないでしょう。
しかし、としのすけ的には樽香が無いのが不満。(^^;)
若いソーヴィニョン・ブランに樽香を要求する方が間違っているのは重々承知しておりますが・・・やっぱりね。
これは好みの問題。(^^;)
【HP:8】キララ・シャルドネ(2003)&【HP:8】キララ・ブッシュヴァイン・シラーズ(2002)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
キララ・シャルドネ(2003)&キララ・ブッシュヴァイン・シラーズ(2002)
2005/12/20 UN CLUB TOKYO@汐留シティーセンターにて
お世話になっているT大学のM先生と久しぶりに会食をさせていただきました。
M先生は、専門的知識の豊かさはもちろんのこと、芸術や食にも造詣が深く、蕎麦打ちの話やら燻製造りの話、クラシック音楽に行ったかと思えば五木寛之・・・本当に教養の高さを見せ付けられます。
なので、いつもとしのすけはタジタジ(^^;)
そんなM先生と行ったのはUN CLUB TOKYO、汐留シティーセンターの2Fにあります。
気の効いた個室があるのが魅力。
なんでも、「マネーの虎」の小林敬氏が率いるUNグループの集大成だそうで、「グローバルスタンダード≦亜細亜」をコンセプトに、大人のための空間と料理をプロデュースしているとのことで、ワインも沢山ある様子でしたので、ちょっと試しにトライしてみました。
お料理はベーシックなコースをお願いしたのですが、なんと!土牛蒡(ゴボウ)のポタージュ・スープが出てきてびっくり。
これはマジ美味しかったです。(^^)
メインは、オマール海老のグリルと鹿肉のロティ・バルサミコソース
パンもなかなか美味で、結構満足感がありました。
そんなお料理に合わせてセレクトしたワインがキララ・シャルドネ(2003)&キララ・ブッシュヴァイン・シラーズ(2002)です。
ちなみに、このお店はウエルカム・シャンペンがサービスされますので、乾杯はオシャレにスパークリング・ワイン。(^^)
【1本目】キララ・シャルドネ(2003)
キララは、オーストラリア、ニューサウスウェールズの雄ローズマウント・エステートとカリフォルニアのロバート・モンダヴィとのジョイント・ブランドのワインです。
キララとは、オーストラリアの原住民アボリジニーの言葉で「星」を意味しており、エチケットはオーストラリアの代表的な星座(もちろん、畑からも見ることができる)「飛魚座」を表す「フライング・フィッシュ」です。
そんなキララのシャルドネは、アッパー・ハンター・ヴァレーにあるロクスバラー・ヴィンヤードの樹齢40年に達する高品質のシャルドネに冷涼なアデレード・ヒルズのブドウをブレンド。
味わいは、オーストラリアらしく、樽の香りを効かせた大胆なものです。
ドライな辛口に仕上がっているかに見せた、ナッツのフレーヴァーもはっきりわかるシャルドネながら、フィニッシュにフッと桃のような甘みが現れるところなど、なかなか心憎い演出です。
所謂、酸味の効いたフレッシュな果実味で飲ませるシャルドネとは一味違った楽しみを与えてくれるワインでした。
HP:8
【2本目】キララ・ブッシュヴァイン・シラーズ(2002)
後半はやはり赤の重いものをと考え、同じ「キララ」のシラーズにしました。
ブッシュヴァインとは、株仕立てで栽培されている樹齢の古いブドウのことで、近年では栽培に手間がかかることからその数は減っているのだそうです。
キララに使われているシラーズは、そんなブッシュヴァイン・シラーズの中でも、バロッサ、エデン、アデレード・ヒルズ、マクラーレン・ヴェールといったシラーズ約束の地で採れた厳しく収量制限した葡萄を使用。
パワフルで親しみのある温かい味わいのシラーズでした。
もちろん豪州だから樽タップリ。
濃厚な果実味が華やかな樽香に溶け込み、スパイスとカラメルでトッピングされた感じの、ボディーの割には柔らかな印象のワインでした。(^^)
HP:8
やはり、食事もワインも、ゆったりしたプライベートな環境と楽しい会話があってこそ引き立ちます。
そんな充実の時間を与えてくださったM先生に感謝。
帰りには、お手製の燻製までいただき・・・大変恐縮致しました。
本当にありがとうございました。 <(_ _)>
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