「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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としのすけのワインハウス
2006年11,12月
【HP:6】パピノ・キュヴェ・ルージュ・ヴァン・ド・ターブル
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:6】複数項目に優れる ]
パピノ・キュヴェ・ルージュ・ヴァン・ド・ターブル
2006/11/11 自宅にて
最近、あまりワインを飲まない(特に理由なし)のですが、いろいろなワンコインワインを買い込んでいるので、たまに飲むときはそれらのテイスティングになっちゃいます。(^^;)
今日のワンコインワインはパピノ・キュヴェ・ルージュ・ヴァン・ド・ターブル。
横浜の富士貿易株式会社が輸入者ですが、HP見ても情報は全くなし。(^^;)
ボトルの形状はブルゴーニュ型で、コルクは4センチの集積もの、上げ底もまったくありません。
開栓すると、最初はほとんど香りがあがりませんが、徐々に安っぽいイチゴジャムのようなやや人工的な甘い香り+バラの香りがしてきます。
色はそこそこに濃いバーガンディー。
口に含むと、やや水っぽい味わいですが、フィニッシュにちゃっかりタンニンが感じられるドライな印象です。
香りも、果実味も、甘み、酸味、収斂感もとりたてて主張はなく、なんとなく飲めちゃう感じ。(^^;)
逆に、料理を選ばないワインかもしれません。
最後の方でシナモンっぽいニュアンス(これもやや人工的な感じです)が出てきたのは何だろう?
HP:6
ある意味、良く出来たテーブルワインかも。
個性に乏しく、全般に薄い印象なので高い点数は与えられませんが、500円という価格には拍手です。
夏場のオンザロック用に良さそうです。(笑)
【HP:7+】ドメーヌ・ド・ラ・ファミーユ(2006)&【HP:8-】ドミニク・ローラン(2006)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ドメーヌ・ド・ラ・ファミーユ(2006)&ドミニク・ローラン(2006)
2006/11/19 Tさん宅(二八亭)@東舟橋にて
季節到来ということで、恒例のTさん(今年から二八亭店主と呼ぶことになりました)のお宅にお邪魔しての新蕎麦賞味会でした。
メンバーは、レギュラーメンバーのCさん、Hさん、としのすけに加えて、今年はTさんも参加し、にぎやかな会となりました。
味噌仕立ての牡蠣鍋に始まり、ビール・お酒も程よく入ったところで、二八亭店主よりお蕎麦のお披露目。
はじめは鴨南蛮から。
脂のしっかり乗ったひきしまった鴨肉、備長炭で香ばしく焼き上げた長ネギ、お庭から取ってきたという香りの良い柚子・・・端正な中にほんわりとした深みのあるコクを感じさせる絶妙のつゆと相まって・・・素晴らしい・・・(^^)
本当に年々腕を上げてこられています。
蕎麦がつゆの中で切れやすく、最後の方は「ツルツル」っとつながってこなかった以外は・・・満点でした。
もっとも、赤城に畑をつくって、種から蒔いた蕎麦を自ら収穫し自ら轢いて打った蕎麦は、まさに「三たて(ひきたて、うちたて、ゆでたて)」ですから・・・
それにそれぞれ最高の食材を使ってかえし、だしを作って合わせているのですから・・・
旨くて当然との声もあるかもしれません。
でも、そんな食材を最高の形に料理する腕と愛情?も大したものだと思いました。
続いてはせいろ。
これがまた素晴らしい・・・
特別にしつらえた高火力のコンロの上にはおっきい鍋がたっぷりのお湯をたたえてぐらぐらと。
その中に、まばらに蕎麦を泳がせ、タイマーを睨みながら手早く引き上げて、キュっと水でしめる・・・
テキパキとした動きは美しささえ感じさせます。
歯触り、歯ごたえ、色、香り・・・全て◎。(^^)
そして今年のつけ汁がまたスゴイ。
旨みタップリの辛口の醤油の奥からジワジワっとくる甘みは味醂?、ふくよかなカツオの風味・・・
緑を僅かに残した新蕎麦に適度に絡まり、蕎麦の香りを殺さない程度にしっかり自己主張します。
蕎麦って・・・すごいなぁ。(^^;)
で、そんな蕎麦にあわせようと言うのですから・・・無謀だったのですが・・・
時節柄ボジョレー・ヌーボーを持参した訳です。
【1本目】ドメーヌ・ド・ラ・ファミーユ(2006)
ドメーヌ・ド・ラ・ファミーユ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー(クロード&ベルナール・ルー)
ボジョレー・ヴィラージュです。
女性醸造家のやさしいヌーボーとのことでしたが、色が薄い割にはなかなかしっかりしたお味。
酸味に特徴のある、ちゃんと正統派ボジョレーらしい香り(マセラシオン・カルボニックの香り?)のするワインでした。
最後にくるエグ味みたいなのがやや気になりましたが、いわゆるビオ香はなし。
HP:7+
ワイン、それもボジョレー・ヌーボーとしてはまずまずのお味なのですが・・・
いかんせん蕎麦とは合いませんな。(^^;)
としのすけのミスチョイスのせいで、不本意な点になってしまったかも。
【2本目】ドミニク・ローラン(2006)
ドミニク・ローラン ボジョレー・ヌーボー
こっちは普通のボジョレーです。
ただし、ドミニク・ローランだから、当然・・・樽・・・です。(笑)
と、それを期待したのですが意外に普通かも。
こちらの方が優しい味わいでバランスも良く、控えめな樽のお陰か、蕎麦とも少しマッチングするような気がしました。
HP:8-
でも・・・蕎麦つゆとは全くダメですね。
新蕎麦に合う赤ワインなんて・・・あるんだろうか?
難しい課題を抱え込んだ一日でした。
それはともかく、Tさん(二八亭ご店主さま)、本当に素晴らしい作品を、ありがとうございました。
「感動」と呼べるような体験が出来ました。
来年はいったいどんな進化を見せてくださるのか・・・
楽しみなような、こわいような。
【追記】
おお!なんと!アクセスカウンターが1000000を回っているではありませんかっ!
苦節○年・・・とうとうこの日が。(笑)
踏んでくださった方、どちら様かは存じませんが、ありがとうございました。
次は2000000を目指して、マイペースで続けます。
クリスマス@ヒルトン小田原(その1)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ずいぶん久々の更新です。(^^;)
沢山の方々から心配のメールやお声がけをいただきました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。<(_ _)>
このところ確かにあまり元気はないのですが・・・
それが原因なのか、結果なのかはともかくとして、このところ全くワインを飲んでいませんでした。
でもまあ、特に禁断症状が出るわけでもなく、淡々と生活をしております。
さて今回は、久々の家族イベント「クリスマス@小田原」ということで、例によってヒルトン小田原リゾート&スパに行って参りました。
年々お客さんが増えているようで、今回は残念ながらお部屋のアップグレードがショボく、4ベッドの部屋はもらえませんでしたが、小田原側の角部屋だったので、小田原市街の夜景が楽しめました。
例によってパターゴルフ、テニス、卓球、プール、温泉、マッサージと目一杯楽しみ、23日の夕飯はお決まりのブラッセリー・フローラでございます。
飲んだワインは以下の4種類。
いづれもグラスでいただきましたが、2本はニューボトルに当たりました。
【1杯目】
ドリームタイム・パス・スパークリング・ホワイト(NV)
キリリと引き締まったシトラステイストの柔らかく飲みやすいスパークリング。
シャルドネを主体にコロンバードとセミヨンをブレンドしているらしいです。
HP:7
【2杯目】
リーシングハム・マグナス・シラーズ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
産地の南豪クレア・ヴァレーはリースリングの産地として名高いらしいです。
シラーズ、カベルネ・ソーヴィニョンも素晴らしい完熟ぶり。
濃厚なカシスジュースに強烈な渋みを加えたようなパワフルさがあります。
HP:7
【3杯目】
リーピング・リザード・ピノ・ノワール(2003)
エチケットがカワイイ!
意外に濃厚で黒系の果実味。
トリュフ様の香りもあってなかなかよろしい。
HP:8
【4杯目】
リーピング・リザード・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
最近流行の端正なカリ・キャブ。
濃すぎず、甘すぎず、それでいてしっかりバーボンの香り。
これはオススメかも。
HP:8+
ということで、かなり酔っ払ってしまいました。(^^;)
リーピング・リザードというかわいいワイン、知らなかった銘柄ですがファンになりそうです。
(なんといっても、ゲコ&カエルが大好きなもので・・・)
クリスマス@ヒルトン小田原(その2)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
本当は、ホテル中庭の池に面した山小屋風のガーデンレストラン・カサレッキオの方でBBQを食したかったのですが、あいにく営業してなかったので、クリスマスイブのディナーはプールサイドレストラン・アクアフェでいただきました。
世界各国のミネラルウォーターが用意してあって、お昼を食べると1本選ばせてくれるのも楽しいです。
ちなみにニュージーランドの水が美味しかったなぁ。
メニューはクリスマス・ディナーだけだったのですが、メインディッシュが選べるシステム。
としのすけはブイヤベースのパイ包みをいただきました。
合わせたという訳ではないのですが、飲んだワインは以下の2種。
【1杯目】
キリヒル・シャルドネ(2003)
サウス・オーストラリア州、クレア・ヴァレーにある近代的なワイナリー「キリヒル」のシャルドネです。
が、実際飲んだのはここのワイナリーのヒルトン限定バージョン。
柑橘系のテイストが基本ですがクリーミーなナッツのニュアンスも楽しめるなかなかのワインです。
カジュアルなディナーにはこれで十分。(^^)
HP:7+
【2杯目】
キリヒル・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
同じく「キリヒル」のカベルネ・ソーヴィニョンです。
が、実際飲んだのはここのワイナリーのヒルトン限定バージョン。
樽香こそありませんが、しっかりした黒系の果実味を基本にスパイスやピーマンのニュアンスもあるスマートなカベルネです。
タンニンも噛み応えがあり酸味・甘みとのバランスもまずまず。
コストパフォーマンスの高いワインと言えましょう。
HP:7+
アラン・ウォンもオー・ボン・クリマに限定バージョンを作ってもらってましたが・・・ヒルトンさんもなかなか頑張っているのかな?(笑)
ということで、さくっと軽く飲んだクリスマスでした。
なので、割りにお上品なお味のブイヤベースにもあまり苦しくなくあわせることができました。
(結果論ですが)
が、むしろホテルのパンとバターに最高に合い・・・パンばっかり食べちゃったのでデザートが入りませんでした。
それがちょっと残念。(^^;)
房's 渋谷で美味しいワインをいろいろ
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
飲み始めるとバタバタと続きます。(笑)
今日は、某書籍の出版打ち上げ?みたいな、なんだか良くわかんない会で房's 渋谷にお邪魔しました。
109向かいで渋谷駅徒歩1分ととっても便利な場所なのですが・・・さすがに渋谷の若さとゴチャゴチャ感にあてられて、渋谷駅からお店に着くまでのあいだでもうグッタリ。(^^;)
でも、お店に入ると中はそこそこ広く、ワインもいい奴は無いけど結構種類が揃っていました。
お料理はお鍋がメインのプリフィックス?
アイスバインのポトフっぽい鍋は相当旨かったです。(^^;)
人数が多かったのでワインは4本いけちゃいました。
【1本目】
ロジャー・グラート・ブリュット・ロゼ
ボトルデザインがドンペリに結構似てるのが笑えるロゼのカヴァです。
ドライで癖のないクリアな味わいはかなり好感が持てます。
HP:8
【2本目】
ピノ・ノワール・サンタ・リタ・ヒルズ(2005)
話題の産地、サンタバーバラのピノということでセレクトしましたが、かなり正解でした。
完熟したイチゴのニュアンスに黒系の果実味とカラメルが上品に加わった逸品。
なるほど、ブルータス誌(#557)主催「BRUTUS杯ワインコンペティション」において、複数のソムリエにより、ブルゴーニュを含むピノノワールの中では第一位、総合ランキングでも第6位に輝いたピノノワールだけのことはあります。
HP:8
【3本目】
ラビット・リッジ・ジンファンデル・バレル・キュヴェ(2005)
ウサギをモチーフにしたエチケットがかわいいワイン。
ジンファンデルらしい、軽いのみ口のフルーティーなワインでした。
HP:7+
【4本目】
カサ・ラポストール・メルロ(2004)
ミシェル・ロランの息のかかったお買い得ワインとして有名ですね。
フランスのグランマニエ社がチリのラペル・ヴァレーに莫大な投資をしてつくった名作です。
チリワインであることを微塵も感じさせない、お食事の最後を締めくくるに相応しい、堂堂たる風格でした。(笑)
HP:8+
全般になかなか正解だったかも。(^^;)
かなりお安く、美味しいワインが飲めたと自負しております。
あ、あと、このお店のオードブルで出てきたタラモがすごく美味しかったのも印象に残りました。
【HP:7+】クレレット・ド・ディ・キュヴェ・アンペリアル
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
クレレット・ド・ディ・キュヴェ・アンペリアル
2006/12/31 実家にて
恒例、家族全員車に乗り込み、約700キロの旅をして、実家に帰省しています。
30日が移動日だったのですが、道中の天気は最高。
雪をかぶった神々しい富士山がきれいに見えました。
紅白を見ながら、お節や沢山のご馳走とともに頂いたのがこのワインです。
実家近くの大きなスーパーで売っていたもの。
31日の夕方に買いに行ったのですが、人・人・人・・・
レジも長蛇の列でなかなかワインの調達にも難儀しました。(笑)
スーパーなので、そもそもあまり立派なワインは期待していませんでしたが、実際言ってみると想像した以上に品揃えがプアー。(^^;)
赤も白も触手が動くものがなく・・・悩んだ挙句、おめでたい時節でもあり、スパークリングに。
選んだのはこれ、クレレット・ド・ディ・キュベ・アンペリアル・トラディション・ジャイアンスです。
世界スパークリング・ワイン・コンクール『エフェルヴェサン・デュ・モンド2005』最高賞、特級金賞受賞というなかなか凄い奴らしいです。(^^;)
アパラシオンがクレレット・ド・ディ?ということで、全く未知のスパークリング。
恐る恐るではありますが「ま、いっか」ということで。(笑)
調べてみると、ディー村はフランスはローヌ地方、ドローム谷という、かなりマイナーな僻地。
どうりで聞いた事ないアパラシオンです。
開栓してみると、なかなかフレッシュ&フルーティーな香り。
ドライな中に、マスカットの甘いニュアンスがタップリです。
ほのかに甘い辛口との案内でしたが、なるほど、これは甘いわ。(笑)
通常より冷やして飲むと良さそうです。
逆に、フルーティーな甘さが家族には好評をはくし、今年最後のワインはまあ合格点。
キレもフィニッシュも泡も素晴らしく、廉価版の泡としてはなかなかのものでした。
HP:7+
8点をつけなかったのは、としのすけ的にはやはり甘すぎるから。
一般的には、かなりお買い得な泡モノと申せましょう。
ということで、今年も一年、としのすけのワインハウスをご贔屓にしてくださり、本当にありがとうございました。
来年もまた、マイペースで独断と偏見をしたためて参りますので、よろしければまた覗いてやってくださいませ。
では、皆様、よいお年を。
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