三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

憲政の常道はどこへ


参議院選での大敗を無視しての組閣してわずか一ヶ月あまり、
国会の所信表明演説の二日後に何故辞任?
誰もが理解しがたいとしかいい様がありません。

機能性胃腸症という病名で入院。
うつ状態だというのですが・・・

個人であるならともかく、日本の総理大臣なのです。
精神的な病気など許されるはずがありません。
国民に対する責任はどうするのでしょう?

何故そのような人を首相に祭り上げたのか?
それにこのような国民を愚弄する辞任に至るまでに
何とかできなかったのか?

会見の直前でも身を挺してでも
止める人間がいなかったのか?
側近をはじめ、自民党の執行部は
全く知らなかったとはいえないはずです。

それこそ、強制的にでも病院に送り込んで、
その上で辞任させれば、国民の理解を得られたはずです。
そのような智慧も働かなかったのか?

いきなり某国が攻めてきたら?
あるいは、大地震が起こったら?
そのような非常事態になったら
どのような対応をするのでしょう?

巷では当然次の総理は誰かということに関心が集まります。
ところが、何で自民党から???

少なくとも早期に首相を立てるべきでしょう。
それにもかかわらず、自民党の総裁を決めてから
首相を選任するというのは理解に苦しみます。

確かに衆議院で多数派を占めている自民党ですが、
今回の安部首相の辞任劇による責任は誰が取るのでしょう?

少なくとも突然辞任するような首相を選んだ政党には
責任があるはずです。

それを安部首相個人の責任に押し付け、
自分たちが全く関係がなかったかのごとく、立ち回り、
あたかも被害者のごとく緊急事態などと騒ぎまわるのは
茶番としか思えません。

マスコミが次の首相を自民党総裁が務めることを前提として
報道を繰り返すのは何故でしょう?

政権を野党第一党に渡すのが憲政の常道です。

そうでなければ、誰が首相になっても
国民の不安は解消されません。 

2007年09月14日

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