三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

阪神・柏戸・社会党



強い、絶対に強いのが「巨人、大鵬、自民党」

勝てそうで勝てないのが「阪神、柏戸、社会党」

そう言われたのが1980年ごろまでの話です。

資本主義=保守=右派 自民党、新自由クラブ

社会主義=革新=左派 社会党、共産党、民主党、
           公明党、社民連

さらに

資本主義=アメリカ=反ソ=右翼

社会主義=ソ連=反米=左翼

どちらの側にもかつてはそれなりの正義がありました。

当然、左翼にも右翼にも、それぞれ反米かつ反ソ
という勢力が存在していましたが、
はっきりとした色分けがありました。

ところが、ベルリンの壁が壊され、ソ連が崩壊してから、
何故か日本の政治も不安定になります。

20世紀という時代は社会主義VS資本主義の時代でしたが
一方の社会主義が地すべり的に崩れ落ちたのは、
少なからず世界に影響を与えたことは間違いありません。

絶対に政権を取ることがないと思われた社会党首班の内閣が
登場したのが1994年。

それまでの「自衛隊は違憲」「日米安保放棄」の
路線をいきなり返上。
自衛隊も日米安保もかまわないと言い出したときの
衝撃は天皇の人間宣言に匹敵するのでは?

社会党は坂道を転げ落ちるように転落、
消滅してしまいました。

社会党の消滅は自業自得、しかし、
それまで日本の良識といわれていた勢力が、
政権に就いた途端、理想論の仮面を脱ぎ捨て
現実を追認してしまったのはまずかった。

その後の政治不信につながったことは
言うまでもありません。

世界の構図も変りました。

アメリカもかつてほどの力を持たず、ソ連に変わって
アジアで力を持ち始めた中国は資本主義?社会主義?

かつてのアメリカもソ連も日本の進むべき道標になりうる
それなりに魅力のある国でした。

しかし、現在のアメリカや中国は・・・
日本はどちらにもなりたくないし、
惹かれる物もないでしょう。

現在総選挙が近いといわれ、自民党VS民主党と
いわれていますが・・・違いがよくわからない(汗)

かつての自民党や社会党に入れたときのように
何かに期待して入れるわけでなく・・・
自民党に入れても民主党に入れても、
なんか変るかな???と思ってしまいます。

どうなんでしょう?

最終更新日 2008年09月29日

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