三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

やっと衣替え?



このところ暖かい日が続いていたためか、
夏用の絽を着ていたんですが、やっと冬物に替えました。

通常の衣替えは六月一日と十月一日ですが、南国の徳島?では
それにあわせるとちょっと暑いですね。

五月には夏物に替えていますし、
十月は暫く夏物が続くのが普通です。

法事などでは、皆さん冬物を着られていますので、

「すいません夏物なんですが」

と断っています。

現在の衣替えは明治に始まったそうですが、日本の平均気温は
それより約一度上がっています。

その辺りを考慮して、徳島では五月一日~十月三十日までを
夏物として欲しいところです。
ただ、北国では寒いかもしれませんね。

一方、最近は冬物があまり要らない生活になってきています。
それゆえ冬の着物は悩みの種ですね。

着物を着ていていつもいわれることは

「夏も冬も同じ服装で暑く(寒く)ないですか?」

同じではありません(苦笑)

夏物は絽と紗がありますし、冬物は夏物の倍以上の重さ(生地が厚い)
があります。同じ冬物でも厚さが違うものがありますし、
さらに中に着る白衣は合物(夏冬兼用)冬物がありますし、
さらに中に着るベスト?ちゃんちゃんこなどもあります。
さらに、股引きや長袖のシャツで武装するという手もあります。

高野山などでは全く火の気のない氷点下十度前後の本堂で
お勤めしますし、それどころか護摩などは開け放しで
風雪が吹き込むような状態で行います。

したがって、寒さ対策は万全です。ところが・・・

今の家の密封性が高く、冬でも暖房がよく聞きますので、
重ね着すると冬でも汗がダラダラ出るということが
少なくありません。

ですから、高野山のように何枚も重ね着するということは
ほとんどありません。むしろ、上着を着たり脱いだり
出来ないために暑くならないための工夫をする必要があります。

最終更新日 2008年10月27日

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