三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

お化けはなぜ怖い?



怖くない人もいるでしょう。
しかし、子供の頃は怖かったのではないでしょうか?

大人になると「お化けなどいない」様な気がして
怖くなくなります。

私は以前山中でテントもなしに野宿したことがあります。
やはり怖いです。
真っ暗な中で、少し風が吹いて木の葉が揺れたり、
藪ががさがさするたびにゾッとします。
ライトは持っていましたが何かあったときに
使わねばならないのであまり使えません。

お化けの話と外れているようですが、お化けというのは
そのような状況で現われるものです。

かつて夜は暗かった時代
人々は見えない何かを恐れていたのです。
夜でも明るく過ごせる現代人がお化けを
怖がる人間を笑うことはできません。

見えないものに怯えてはいけないなどという人も
いますが気休めです。
現代では見えない世界を否定する人が多いようです。
しかし、感じていないだけではないでしょうか?

見えないという根拠だけで見えない世界を否定されても
戸惑うばかりです。

お化けに代表される見えない世界は確実にあります。

ところで、なぜお化けは怖いのでしょう?

それ以前に人は何を怖がるのでしょうか?

得体の知れないもの、不気味なもの、自分の想像を
超えたものを怖いと感じるのではないでしょうか?

一つ怖さを克服する方法があります。

それは、神仏に身を任せることです。
神仏に守られていたならばどんな時でも
神仏が助けてくれます。
私も怖い時は般若心経・真言などを唱えていました。

しかしこれは根本的な解決ではありません。

見方を変えてみると他人が怖いと思うものであっても
自分の支配下にあるようなものは怖いと感じません。

自分の飼い犬は他人から怖いと思われていても
自分には怖くないはずです。

いうならば自己と他者を分けていることが
怖さのもとになっています。

もし、即身成仏することによって宇宙と
一体化したらどうでしょう?
自分と他者との垣根はなくなります。

そうなれば、どんなものも怖くありません。

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