「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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三人寄れば文殊の知恵
子供の頃
子供の頃、よくスキーに行きました。
列車で1時間ぐらいの所から、
スキーを担いで背中にはスキー靴・手袋・ゴーグル
などを背負い山の中腹にあるスキー場を目指して歩きます。
バスもありましたが有料です。
バス代がもったいないので、歩いていたんですが、
大人でも結構歩いている人がいましたので、
特別ではなかったと思います。
スキー場についてもゲレンデの脇をスキーを担いで、
上がります。
リフトはありましたが、お金がないのでほとんど乗りません。
しかし、当時はリフトに乗らないで担いで上がる人は少なくなく、
ゲレンデの脇には、スキー靴の足跡がたくさんついていました。
スキー板を担いで上がってはすべる繰り返しです。
2時過ぎになると、道具をしまって、
再び山を約一時間歩いて下りました。
当時のリフト券は一日券(一日何度でも乗れる)
というのがありませんでした。
11回券が最高です。
そのリフト券を、スキー2~3回に分けて使う。
(すなわち、一回のスキーで三回ぐらいしか、
リフトに乗りません。)
最高の贅沢はシーズン終了を見越して、
余ったリフト券を全部思い切って使う!
ところが、当時は雪を降らせる降雪機などありません。
ですから、
「来週がシーズン最後のスキーだ」
とリフト券を残しておくと、
雨が降ってスキー場が閉鎖になったことも(泣)
(自然雪は解けやすいのです)
ほとんどスキーで滑りに行っているというよりも
スキーを担ぎに行っているようですが(苦笑)
約十年のブランクを経て、スキーを再びはじめたのが
15年ぐらい前!
ビックリしたのは、スキーがうまい人が増えたこと!
当然かも知れません。
一日券が一般的になり、滑走数が飛躍的に増えたのです。
一日の滑走距離は以前の数倍にもなるでしょう
さらにリフトが高速に!
私のたまに行っていたスキー場には、
当時日本最大級の長さのリフトがありました。
ところが一人乗りでゆっくり進む当時のリフトでは、
寒い時は耐え難い苦痛が
「早う着け~」
と絶叫したことも(汗)
当時は寒かったら、長いリフトには乗れません。
当然のように私は
「一日券なんだから、たくさん滑らないと損!」
ということで、食事の時間も惜しんで
滑って滑って滑りまくりましたが・・・
意外に友人などは、ロッジでくつろいでいる時間が長く
滑っているほう時間のほうが少ない(苦笑)
私は大人になりリフトの一日券を買う金銭的余裕が
できましたが、それでもせこく、帰り際には
リフト券売り場の前で、リフト券を買おうとする人に
一日券のお古を売るという裏技を行なっていました(笑)
10年ほど前、件のスキー場に列車で行きました。
駅前からは無料の送迎バスが運行しています。
運転手さんに
「歩いて登る人はいないんですが?」
と聞いたところ、
「もう歩いて登る道がありませんよ」
あれから10年。
何で子供の頃はあんなに面白かったのだろう。
そんなことを考えてしまいました。
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