三人寄れば文殊の知恵

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自宅葬のススメ



私が担当した葬儀では9割以上が葬祭場です。
都市部では自宅での法要が少なくなりつつある状況ですから、
葬儀が葬祭場で行われるのは当然の成り行きかもしれません。

しかし、先日行きましたお通夜で、やはり自宅での
葬儀のほうがいいのではないかと思いました。

葬祭場ではありませんので準備もあまり出来ておらず。
喪主の方は忙しくバタバタと歩き回り、家族も手伝いの人やら、
お別れに来た親戚の人たちに振り回されておりました。

自宅でのお通夜では手際も悪いのが普通で、私などもはじまる
30分以上前に行って、用意しなければなりません。

それでも自宅葬を勧めるのは何故か?
自宅葬はあたたかいからです。
そのお通夜でもなんとなく、バタバタする中に、
皆で故人を送るという心がありました。

葬祭場での葬儀には手際よさはあっても
温かみはありません。
自宅での葬儀を望む方も少なくありません。
さまざまな事情があって葬祭場を選択されるのでしょうが、
人生最後のイベントはお通夜だけ、あるいは骨上げの法事
だけでも、自宅で行って欲しいと思います。

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