ぬまぺ♪の「おもろい」だいありー

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第4話「初めての手術へ向けて」


一度、流産処置手術を受けたことがあるが、これは切った後はどこにもないし、全身麻酔だった。

なので、なんとなくそれよりは軽いような気がして、
すごいことになったというのに、私は結構、平然としていた。

夜、パパちゃんが帰ってきてから、

 「やっちまいました。」

なんて言ってしまった私は、

 「何へらへらしてんだよ!」

と、血の気が引けた真っ青な顔で怒鳴られてしまった。

私としては、落ち込んでる姿というか、態度を見せたくなかっただけなんだけど、
きっと、すごくびっくりして心配したから、そういうことになったんだとは思う。

でもねー、わざとじゃないんだし、私の性格知ってるんだったら、
その辺、判ってくれてもよさそうなもんだけど、
まー、状況が状況だから、仕方ないか・・・。

手術までの日、思ったよりは痛くなかった。
というか、痛みに慣れちゃったというか。^^;
熱い感じがあるだけで、日中はなんとか過ごせた。

問題は夜、寝てから。
寝てしまえば自分では制御できないし、それでなくても寝相が悪いので、
何度も目が覚めたり、眠りが浅くなった。

おばーちゃん達も、いてくれたので助かった。
こんな事態になるとは思わなかったので、どうしても一度帰らなければならず、
青森と千葉の2往復をさせてしまった。
私の親はどうしても都合がつかなくてだめだったのだ。
ほんとに、主人の親には世話になりっぱなし。
足を向けて寝られないとはまさにこのことだ。

そして、手術日の前日午後に入院した。
その日、子供達を見てもらえる安心感や、それまでの疲れがどっと出て、
消灯の9時には、すごい睡魔に襲われ、翌朝の検温で声がかかるまで、
ぐっすりと、今までにないような深い眠りに落ちていた。

そしていよいよ、手術を迎えるのである。



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