現在事業のためのワインの輸入に向けて準備中で、あともう少しで醸造所からの輸送が始まるという段階です。
どの醸造所を扱うか、9月のドイツでその醸造所を訪れた時の事については販売開始の時期が近づいてきたら新たにブログを立ち上げてそこで書いていこうと考えています。
なので具体的なことはまだ書きませんが、それらの醸造所を訪れて共通して感じたことを少し書いていきたいと思います。
ビジネスとして輸入をしたいと考えた醸造所とはドイツに行く前に自分の状況と取引したい旨をメールで告げました。実は、その段階で構想に入っていたのだけどメールの返事がこなくて計画を取りやめたところがあります。すごく好意的なメールの返事があったところを大事にしたほうが、無理に交渉をする醸造所よりも良いという判断をしたからです。実際その選択は正解で、好意的な返事があって訪れた醸造所はどこもとても好意的に受け入れてくださりぜひ取引をしたいと、訪れた全ての醸造所で思うこととなったのでした(事業の計画によって最初はそのすべてを輸入することにはならないのですが)。
前から面識のある醸造所もあったのですが、紹介などによって今回始めてコンタクトをとった醸造所もあって、そういうところでも何者かわからない僕を歓迎しれくれたのには本当に感謝しました。

あえてぶれているものを載せます。わかる人にはすぐどこの醸造所かわかりますが。
これは醸造所を訪れて試飲をしていた時の一コマなのですが、数種類しか選ばないと最初に話したのですが結果的に25種類の試飲をすることとなりました。
ビジネス上での交渉というだけでなく、僕に自分の作品(ワイン)を伝えたという気持ちから結果的にこんなことになったのだと思います。おそらく僕のドイツワインへの情熱が会話をしていく中で伝わり呼応したという事もあると思います。形は違えど、どの醸造所も狙いを定めたワインだけの試飲とビジネスの交渉ということを超えた応対をしてくださりました。
中にはワインリストの提示さえなく、とにかく私たちと私たちのワインを知ってくれというスタンスのところもありました。
画像のところでは最後にベーレンアウスレーゼを飲ませてくれたのですが、その際に向こうからグラスを近づけてきてZum Wohlと乾杯をしてから飲んだのです。こういうのって心がつながった感じがしてすごく嬉しかったです。どこもそういうエピソードがあるのです。
ビジネスとして取引をしたと考えていて訪れたモーゼル地域の三カ所の醸造所は、どこも僕が試飲しているワインを造り手も自分のグラスに注いで一緒に飲みながら説明していたのが印象的でした。わりとモーゼルではよくある試飲のスタンスなのですが、上からなかんじにならなく対等な関係でいられるような気がしてこのかんじがすごく好きです。
上の写真の所も25種類全部彼も飲んでいました。朝の9時からです。そして自分のワインを、うまいと言ったり、恍惚の表情をしていたのが印象的でした。
その話を他のところでしたのですが、自分のワインは子供のようなもので愛することが当然ということを言っていました。そういうところからもワインへの情熱、愛情が伝わってきたのです。
「ワインは自分たちの子供だ」、「自分たちのワインが完結するのはそのワインが飲まれた時、だから飲み手に伝える人が重要」、「ケラー(醸造施設)にいても良いワインは造れない、ぶどう畑に足を運んでこそ良いワインができる」「ビジネスとして捌くことよりも一番良いタイミングで飲んでもらうことが重要」、これらはそれぞれ異なる醸造所の人たちの発言です。当たり前なことが多いのだけれど、造っている人からこういうことを聞くと説得力があって心を打たれ熱くなりました。
味わいとしては違う方向を向いていたりもするのですが、ワイン造りの姿勢としてはどこも一緒で別のところが同じ発言をしても違和感がありません。こういうベクトルの人たちに自分が共感するというのがよくわかりました。
評価本などで取り上げられ持ち上げられ、ビジネスの部分に重点が置かれていてワインの味わいが以前より変わったという著名な醸造所がいくつもあります。
そういうところのワインと僕が今回訪れた醸造所のワインって言葉で説明するのは難しいのですが明らかに違うのです。良い畑から最高の技術で醸造されたとしても、造り手の心っていうのは反映されてそこで違いが出るというのが今回よくわかりました。価格とかそういう要素もありますが、造り手のワインへの愛情という部分だけでも違いはわかると思ったのです。
今回書いたことはドイツに限らずどこの国でもあてはまることだと思いますが、次回はこれらの醸造所を訪れて具体的にワインに関して感じたことを書いていきたいと思っています。
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