NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

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仮定法の入り口


度」ナンバー1で誰もが一度は疑問に思う「仮定法」、の土台を何日かに
分けて固めていきたいと思います。この仮定法、きちっとした法則のよう
なものがあり、一度分かってくると、すーっと理解できるようになりますの
で、安心して下さい。まずはそのための基礎固めです。

 いわゆる「仮定法」というのは何かというと、「もし・・・ならば」「・・・だっ
たら」という条件・仮定を表す場合の言い方です。現在の事実はでないこ
とを心の中で勝手に想定して話す場合の言い方です。私のように妄想癖?
のある方にはたまらない表現法です(笑)。
 その自分勝手な仮定に呼応して、「・・・だったのになぁ」と後悔(?)し
たり、「・・・にちがいない!」と推量するのは昨日勉強しましたね。
 その推量につながる前半部分が If を使って表現する「・・・ならば」です。

 ただし、「英語は常に時制に注意」しなければなりません!仮定といっ
ても、過去のことなのか、現在のことなのか、それともこれからの事なの
か、それぞれで言い方が違ってくるのです。その3通りの「もし」に対して
分かりやすくまとめると、英語では以下の通りとなります。

 1.過去のことに対する仮定・もし(あの時・・・だったならば)
  英語では、 If + had p.p.(過去分詞) → 助動詞+have+p.p.

 2.現在のことに対する仮定・もし(今・・・ならば)
  英語では、 If + 過去形 →    助動詞+have+p.p.

 3.未来のことに対する仮定・もし(将来・・・ならば)
  英語では、 If + 現在形        will, shallなど+原形
  または、  If + should    →       または
  または、  If + were to       would, shouldなど+原形

 この表を覚えてください!といってしまえばそれまでですが理由が分かっ
ていないと覚えられませんので、まず左側の仮定の場合分けから、なぜ
そうなるのかを解説していきます。
 1.、2.の if は一通りですね。それは過去の「事実は1つ」であり、その
反対だったら、と仮定する「事実の反対も1つ」に決まるからです。例えば、
現実には我慢できなくて3時におやつを食べてしまったとしましょう(笑)、
その反対は「もしおやつを食べなかったら」としか言えませんので、
食べたのか、それとも食べなかったのかの2つに1つしか仮定できない
からです。そして、右側の「だったのになぁ」の推量の部分は昨日の説明
の通りに、助動詞+have+p.p.で表します。

 しかし、3.の未来のことに関しては、3つに分かれています。なぜ3つ
必要なのか、それは、話し手の妄想の度合い(笑)が異なるからです。
 未来の仮定というのは、まだ起こっているわけではないので、仮定の
気持ちが強い時と弱い時があるわけです。つまり全く起こりそうもない
こと、可能性0%(妄想度100%)の例として、「もし死人が生き返ったら」
とか、「太陽が西から昇ったら」とか何でも良いのですが、「もし300歳
まで生きたら」なんて、妄想度200%ぐらいですね(笑)。こういう、まるっ
きり可能性ゼロの場合は、過去形 were to を使います。
 それに対し、可能性が少しはある場合、「ひょっとして夕方に雪が降っ
たら」とか「大好きな先輩から、ホワイトデーのお返しに、いきなりデート
に誘われたら」なんて、少しは?可能性がありますよね。それが1%なの
か15%なのか30%なのか、数値化は難しいですが・・・それでも多少の可
能性があり、妄想度が多少低くなった場合には、ひょっとしての should
を使います。
 最後に、可能性がはっきり分かっている場合、つまり妄想ではない
場合ですね。英語の授業は12時に終わることになっており、11時半に
「この英語の授業が終わったら」といったら、それは30分後には確実に
実現しますね。このように起こる可能性がかなり強い場合については、
もはや仮定でなくて、ただの「条件」とも言えるわけです。そして、時と条
件を表す副詞節「・・・のとき」といえば、それは何形で表すんでしたっけ?
 つい1週間前に勉強しましたね、現在形で表します。えっ、もう忘れて
しまった!という方は、1週間前の私の日記、現在時制編をもう一度
復習しておいてください。英語の理論は全部つながってくるのです。
 1箇所でも疎かにしていくと、そこから派生する部分にほころびが生じ
ていき、結局土台が固まりません。ひびは小さいうちに直しておきましょ
う。先は長いのでまだまだ間に合います。

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