『ラッキーナンバー7』


今年の当たり第一号かも!?
ま、「復讐劇」というのは肯定しがたい設定ではありますが。
それでも、なかなか見応えありです!

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空港のロビーで、青年の前に現れた謎の男。
車椅子に乗ったその男は
20年前の幸運のナンバーにまつわる残酷な物語を語り始めます。

一方、ニューヨークにやってきた不運続きの青年・スレウ゛ン。
さらに不運なことに、友人に間違われ
大物ギャングの“ボス”と“ラビ”の争いに巻き込まれてしまいます。
そしてなんとその影には
あの空港にいた車椅子の男・・
凄腕の暗殺者グッドキャット‘スミス’がいたのでした。
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事の始まりは20年前。
一連の殺しのストーリーが
巧妙に張り巡らされた仕掛けとともに明らかになっていく
スリリングなクライムサスペンスムービー。
上記のあらすじを読んでも、なんのこっちゃか
よくわからないと思いますが
ほんと、よく出来た脚本です。

最初はついて行くのが精一杯な感じで
頭の中がやや混乱してましたが
混乱がMAXに達する直前に
丁寧な(これでもかっていうくらい;)
謎解きをしてくれたので助かりました(^_^;)

久々に‘どんでん返し’という手法に
素直に驚けた作品でした。
勘のいい方はちらほら見える伏線でわかっちゃうんでしょうが。
いや、わかったとしても結構楽しめます。

モーガン・フリーマン&ベン・キングズレー。
オスカー俳優同士の緊迫感あるやりとりや
ヒロイン(ルーシー・リューが意外に!?キュート!
あれで40歳間近とな?ありえんっ!)とのロマンス。
ちょっとホロっとくる父親の記憶など
見所はたくさんありますから。

前述の大物俳優はさることながら、
主演のジョシュ・ハートネットが素晴らしく良い!
多角的な要素を持った役柄でかなり難しいと思うのですが
あんまりにも自然に、不運で負け犬な青年を演じていて
観ている我々の目線を上手く逸らせてくれます(笑)
彼の演技があってこそのラストだと思いますね。
そのくらい、あの自然さは重要。
大物達に囲まれてよくぞ頑張りました。
これからがすごく楽しみな俳優さんです★

でもやっぱり脚本の良さかな。
低予算のインディーズ系映画だそうですが
なのに、これだけのキャストが集まったというのが
それを証明していると思います。

ちりばめられたヒントから先が見えたとしても
そのパズルを完成させていく工程・・
ストーリーの構成が気に入りました。

何度も言っちゃいますが、前半はちょっと難解で
セリフひとつ聞き逃したら「あぁ、もう無理かも」と
諦めたくなるような感じです。
でも後半が凄いんですよぅ(´艸`*)

『えぇっ!?』
『わぁーっ!』
『うるうるっ(;_;)』
ってな具合で。
(ちんぷんかんぷんでしょうねぇ・・;)

タイトルは邦題で『ラッキーナンバー7(セブン)』
原題は『ラッキーナンバー‘スレウ゛ン’』
7の方がまとまりがいいからかな?
イメージ的には原題の方がやっぱいい感じがします。
いつも思いますが、邦題の付け方って難しいですよね。
センスないと観る気も失せちゃうし(-"-;)

ま、今回のはそこまでではありませんが。

だらだら書いた割には内容にあまり触れてません。
いや、触れる事が出来ません;
なにせ謎解きなんで。
ぜひとも劇場でその謎解きに参加してみて下さい★

あ、ただしR-15指定です。
たくさんの人が死にます。
殺されまくりです(T_T)
ここが唯一マイナス要素かな。


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